2004年06月06日

映画「キューティーハニー」の感想【1】

ネタバレがありますので、見に行く人は、この先は読まないほうが良いです。
そんな人には、これだけは云っておきます。
「予想通り面白かった」
「定価の1800円で観るにはアレだけれど、レイトショーやメンズ・レディースデーとかの低価格で鑑賞をするならば、それ相応の対価がある」


その日、仕事で帰宅が遅くなりました。
そのまま帰っても良かったのですが、食事をとって寝るだけだと、本日の仕事の辛さを引きずりそうで嫌でした。
それならば、何か楽しい映画でも観て、気分をスッキリさせようと思いました。
以前、神ナナにて、庵野秀明監督のインタビューの模様を書きましたよね。

庵野秀明 in トップランナー【1】(全9回連載)
http://kanzaki.sub.jp/archives/000271.html

「現場で一番大切にしていたのは、"心意気"みたいなものですね。お客さんに見せたいものは、現場の心意気」
「この心意気を見よ!」
そんな発言をされた庵野監督。
それでは、「その心意気とやらを見せてもらおうじゃないか!」と、映画館へ行きました。
当日は、「デイ・アフター・トゥモロー」の初日とあって、レイトショーの時間帯でもお客さんが多かったですね。
チケット売り場は、5人ぐらいのスタッフが対応していました。
やはりお客さんの殆どは、「デイ・アフター・トゥモロー」狙いみたいです。
その映画も気にはなっていました。
しかし、憂鬱な気分になっているのに、そこでパニック映画なんてを観たら、それこそ私がパニックになってしまいます。
だから初志貫徹、庵野監督作品を観ることにしました。

チケット売り場で、「キューティーハニーのチケットをください」と云うのが、ちよっと恥ずかしかったです。
幸い、チケット売り場の窓口で、私の対応をしてくれたのが若い男の子だったので助かったのですが、これが隣の窓口の綺麗な女の子だったら、「デイ・アフター・トゥモローのチケットをください」と糞マッハで返答していたことでしょう。
「キューティーハニー」は、ちょっと恥ずかしいと思わせるところが、興行収入に響いているのではないかと思いました。
お洒落な感じを醸し出し、特撮だと云う気恥ずかしさが薄らいでいた「CASSHERN」はその点、偉いかもと思いました。
ポスターだけを見たら、「韓国の恋愛映画?」と云う感じでしたものね。
宇多田効果もあったし、色んな意味で、チケットを買う際の抵抗感はありませんでしたね。
まあ、あの映画は面白くもなく、観ていてとても長く感じ、お尻が痛かった事だけは覚えています。はい。

今回、シネマコンプレックス型の映画館で観たのですが、「キューティーハニー」は6番スクリーンで上映。
ここは全部で8つの映画が上映されていて、一番の売れ線映画が1番スクリーン、以下8番スクリーンまで続きます。
ちなみに現在、1番スクリーンで上映されているのが「デイ・アフター・トゥモロー」、2番スクリーンが「世界の中心で、 愛をさけぶ」となっております。
「CASSHERN」は当時、8番スクリーンでしたから、「キューティーハニー」の方が売れ線だと判断されたのかな?

私が観た上映時間は、22時開始のものです。
さすがに人は少ないだろうと予想していたのですが、客席の5割が埋まっていました。
案外、人が入っている方なのかな?
その5割の観客が、等間隔で座っているので、一瞬、かなりの客が入っているようにも思えました。
ここにいるお客さんは皆、チケット売り場で恥ずかしい思いをした同士。
何か、共有感みたいなものを感じてみたり。
客層は、若い人が多かったですね。
やはり庵野監督作品だけあり、アニメヲタク全快な人がかなりいました。
見た目からして、ちよっとヤバイ感じ(まあ、私も人の事を云えるような容姿ではありませんが)。
「普通の」女の子も意外といましたね。
サトエリ狙いか?

前の方に座っているお客で一人、アニヲタの中でも特上クラス・・・ある意味、ゴールドセイントな人がいました。
その人は上映中、「ギャハハ」「グヘヘヘ」「フォー」とか大きな雄たけびで観戦していました。
凄く気になり、一瞬、殺意が芽生えました。
まあ、そんな彼も、後半のシリアスな展開になってからは、大人しく鑑賞していたので良しとしましょう。

上映開始時間となり、最初は色んな映画の予告が流れ、次に本編が始まるのかと思いきや、別の作品が上映されました。
「ポータブル空港」と云う180秒のショートフィルムです。
どんな感じの絵柄かは、今回のコラムの一番下に記載したリンクをクリックしてください。
レトロフューチャーなSFアニメです。
ファッション雑誌とかに載っていても可笑しくないような絵柄。
ちょっとお洒落なサプカルチャー系ですね。
テクノ系のBGMの中、アニメが展開します。
台詞もないし、はっきりしたストーリーがある訳でもありません。
どっちかと云うと、プロモーションビデオ的な感じです。
3分の短さですし、無理に起承転結をつける必要もありませんしね。
スタジオジブリ作品ですが、そう思わせる要素はありません。
「こういうのもアリかな?」と云う感じ。

さあ、いよいよ本編上映開始です。
今日はここまで。

ここで、関連サイトのご紹介。

「映画・キューティーハニー 公式サイト」
http://www2.cutiehoney.com/

「映画・ポータブル空港 公式サイト」
(上記サイトの1コンテンツです)
http://www2.cutiehoney.com/html/porta.html

「アニメ・Re キューティーハニー 公式サイト」
http://www.re-cutiehoney.com/

続きは、また次回へ。
(あくまで感想文ですから、次で終わらせます)

Posted by kanzaki at 2004年06月06日 23:18 | トラックバック (0)
コメント

はせがわ(あ)です.
嗚呼『キューティーハニー』観たんですね!
手術前に映画をまとめて観たんですけど,暗〜い気持ちになりそうな時には,やっぱりコレを選びました (^_^)
1800円じゃ高いけど,1000円じゃ安過ぎ…1500円くらいなら十分!とか私は思いました.
そうか…ファイズで最後に生き残って道路工事してたヘタレのオルフェノクさんが出てたのか…知らなかった.
ではまた.

Posted by: はせがわ(あ) at 2004年06月15日 16:49

はせがわ(あ)さん、書き込みありがとうございました。
すぐにご返事できなくてすみません。
(腰痛で寝込んでいました。今もちょっと辛いです)

私の他に観てくれた方がいらっしゃって、本当に嬉しいです。
映画はシリアスなのも良いけれど、やっばり明るいものが観たいですよね。
私も観た当日は、仕事でかなり辛かった日だったので、この映画は正に救世主でした。

山崎 潤さんが出たのは、ほんの一瞬です。
しかもドアップで一言ですから、なかなか気づきにくいシーンでした。
ハニーが夏子警部に変装し、署内で聞き込みをしていたシーンの冒頭です。
他にも隠れキャラが多いので、ビデオになったら、是非とも探してみてくださいね。

Posted by: 神崎 at 2004年06月16日 21:56
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