2010年12月09日

カレーライスは脳を鍛え、情報化時代の理想食。ダイエットにも効果あり〜食文化研究家の永山久夫さんの解説

高齢者雇用の総合誌「ELDER(エルダー)」に、食文化研究家の永山久夫さんがコラムを書かれていました。


●永山久夫オフィシャルホームページ「長寿王国」
http://100sai.jp/home.html

永山久夫(ながやま・ひさお)さんのプロフィール:
「1934年、福島県生まれ。食文化史研究家。
食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学講師。
古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。
長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。
著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。
新聞の連載、テレビ、ラジオにレギュラー出演も多く、講演では古代食や長寿食、情報化時代の頭脳食などのテーマで理解しやすく、しかも愉快な語り口で笑いが絶えません。


コラムのタイトルは「脳を鍛えるカレーライス」。
子供からお年寄りまで、誰もが大好きなカレーライス。
実は、カレーライスは美味しいだけではなく、薬効成分が豊富な「薬膳料理」なのだそうです。


・市販されているカレー粉は、30種類前後のスパイスが使用されています。
その殆どが漢方で使用される生薬そのものか、生薬のような薬効を持っているものばかりです。

・カレー粉の主成分は、ターメリック(ウコン)。黄色い色素のもと。
市販されているカレー粉の30%前後はターメリックです。
ウコンに含まれているクルクミンは、肝臓の機能を若返らせ、血液をサラサラに浄化し、血行自体をよくする作用があります。

・脳の血流もよくなります。
物覚えをよくして集中力を高める働きがあり、情報化時代の理想食がカレーライスと言えます。
痴呆症の薬は、ほとんどが脳の血流を上げる作用を持っているので、認知症の予防にもカレーライスは効果があるのではないかという説もあります。

・カレーライスはダイエットにも適した料理です。
ターメリックをはじめ、ショウガ、トウガラシ等のスパイスが深部体温を上げ、新陳代謝を活発にします。
カレーを食べると自然に汗が吹き出してくるのも、脂肪を燃焼させる上で効果のある発汗作用のためです。

高齢化社会と言われるこの時代。
カレーライスは中高年にもメリットがある健康&長寿料理なんですね。
日本のカレーライスは、肉と野菜のバランスがよく、たくさんの薬効スパイスも含まれています。
「妙薬は口に苦し」なんて言いますが、しかしカレーは美味しい。
健康に良いだけじゃなく、笑顔にもなれる料理。
これからも積極的に食べたいものですね。


以前、地元のテレビ局制作番組にて、フリーアナウンサー伊勢みずほさんがナビゲーターとして、夏野菜カレーを紹介していました。
カレールウの購入金額が多い市は、全国一位がなんと新潟市なんだそうですよ(1,785円)。

●伊勢みずほさんのオフィシャルブログ
http://mizufo.blog129.fc2.com/

・2010年08月08日「まもなく!!The 新潟 カレースペシャル(^^)」
http://mizufo.blog129.fc2.com/blog-date-20100808.html

●神崎のナナメ読み: 新潟の夏野菜カレーとは(新しい新潟ご当地グルメ)
http://kanzaki.sub.jp/archives/002146.html

伊勢さんは本当に、料理のおいしさを上手に表現しますよ。
キー局のグルメ番組は、お笑い芸人やタレントが「オイシー!!」と声を大きくあげるだけで、何が美味しいのか分かりません(キー局でちゃんと説明できるのは、安住紳一郎アナウンサーぐらいだと思います)。
伊勢さんは、料理の美味しさを自分の言葉で、視聴者の誰もが理解しやすいように説明できる技量を持っています。
それと、料理を作った人の説明をちゃんと目を見て聞いています。
相槌や反応の仕方も上品で綺麗。
新潟県人は話し下手が多いのですが、伊勢さんが聞き手になると、皆さんスラスラとリラックスして話せてしまいます。
多くの商店街を歩いて、沢山の人達と交流を深めた経験がなせる技なんでしょうね。
今の自分の仕事に最も必要なものなので、私も見習いたいと思います。


※※※


「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見に行こうかどうか迷っています。
うーむ、一人で行くのもなあ・・・。
幼い頃、「さらば宇宙戦艦ヤマト」を観に連れて行ってもらった記憶があります(シリーズ各作品は殆ど観たような気がします)。
観客が沢山で、椅子に座れずに通路で観ている人もいました(今と違って、観客の総入れ替え制じゃないからでしょうか)。
そういや、デスラー総統が右手に持っているワイングラスには、トゲ状のものが付いていますよね。
あれって飲むときに邪魔だし、洗いにくいでしょうねえ。
なんで、ああいう形状なんだろう。
トゲトゲを好む文化なのでしょうか。
デカルチャー。

芸術家イサム・ノグチの母親レオニー・ギルモアを主人公とした「レオニー」も気になる。
ますます、誰も一緒に行かないだろうなあ・・・。

●レオニー公式サイト
http://www.leoniethemovie.com/

Posted by kanzaki at 2010年12月09日 22:54