2010年12月16日

「大人ガール」とは?〜自立した女性の象徴

雑誌「PRESIDENT」によりますと、ファッション業界では「大人ガール」が注目だそうです。
話題の女性誌の表紙を飾るのは、平子理沙、YOU、小泉今日子、永作博美、深津絵里、梨花といった30代から40代のモデルや女優さんです。

大人ガールとは、自分の好きなことをして、好きなものを身につけて、いくつになっても可愛さを追求する女性の事です。
人気の30代向け女性ファッション誌からは、「大人可愛い」という言葉も生まれています。

経済的に自立することで、好きなものに囲まれて生活ができる。
仕事もプライベートも今より楽しみたい。
既婚・未婚、年齢を問わず、タフに、貪欲に、そして自然体で生きる。
彼女達が幅広い支持を集めるのは、その可愛さが「弱さ」ではなく、「強さ」から生まれているからではないかと、コラムでは〆ていました。


●いつまでもガールでいることを楽しんで!〜沸騰!大人ガールの生態学【1】
http://president.jp.reuters.com/article/2010/11/10/3E37A42E-E5A0-11DF-81FA-D0B13E99CD51.php

5回の連載記事です。
特に、企業で活躍する二人の40代女性へのインタビューが好評を博したそうです。

●バブル期に青春を送った40代のリアルな今〜沸騰!大人ガールの生態学【5】
http://president.jp.reuters.com/article/2010/11/17/79712E46-E5A2-11DF-8BCA-BCDF3E99CD51.php

先日、「ORICON STYLE」にて、第7回「好きな女子アナウンサーランキング」の発表がありました。
日本テレビの西尾由佳理さん(33)が1位になりました。

昔ならば、こういうランキングですと、20代のアイドルっぽい子が一位になっていました。
30代、しかもご結婚されている西尾さんが一位に選ばれたのは、名称はともかく、「大人ガール」という概念が認知されてきたのもあるのではないでしょうかね。

以前より、年齢差に伴う趣味嗜好がボーダーレスになっています。
上の世代が「可愛い」を使っても問題ないし、下の世代が大人びた事をしても「クール」という事で評価されます。

この不況のせいで、生活すること自体がサバイバル化しています。
他人に依存した生活では、性別に関係なく、生き残れない厳しい状況です。
そんな中、「可愛い」を維持するのは大変ですよね。
だって、生死に関係ないのに、お金も時間も必要だからです。
それを実践している人は、可愛いけれど、確かに「強い」のでしょうね。

「大人ガール」と呼ばれる人達と同世代の男である私からしますと、勿論、見た目の美しさも良いと思います。
けれど、その他に「社会貢献」というキーワードを兼ね備えた人の方が魅力的に見えます。

●神崎のナナメ読み: 女性誌に社会貢献ブーム到来!?
http://kanzaki.sub.jp/archives/001916.html

海外のセレブの間では、数年前から「社会貢献」が注目されています。
日本は何でも、海外から数年遅れていますから、「大人ガール」によって得た強さをボランティア等へベクトルを転換する日も遠くないのではないかと思っています・・・・・・って言うか、ならないといけないと思う。

Posted by kanzaki at 2010年12月16日 21:06