2012年01月18日
2012年スマートフォン大予想〜キーワードは「iPhone5」「LTE」「NFC」
今朝のZIP!にて、「2012年スマートフォン大予想」という特集をしていました。
(1)iPhone5に関する予想：
発売時期：
6月〜10月発売と予想されています。
iphoneは例年、6月に発表、6月〜7月に発売されていました。
iPhone4Sだけは遅くて、10月発表&発売でした。
デザイン：
iPhone4Sの画面が3.5インチですが、それより大きくなると予想。
ただ大きいだけだとゴツくなるので、今まで以上に薄くなるのでは?
また、丸いホームボタンが、横に広がるのでは?
機能：
iPhone4Sから搭載された新機能「Siri」。
これは、音声アシスト機能のことです。
例えば、「メールを読む」とか「誰々に電話をかける」ということをiPhoneに話しかけるだけでやってくれます。
残念ながら現在、この機能は日本語に対応していません。
新型iPhoneでは間違いなく、日本語に対応されると言われています。
・iPhone 4Sのインテリジェントアシスタント「Siri」の動画 - YouTube
(siriの日本語版は、ナイトライダーのKITTの声で喋ってくれると嬉しいなあと神崎は思います)
※
(2)高速通信規格LTEの普及：
iPhoneというのは、技術トレンドをうまく取り入れて次々に出てきています。
その技術トレンドという面から考えた場合、「LTE」という機能を取り入れる可能性が高いです。
LTEとは、インターネットがスムーズに出来る高速通信規格のこと。
それにより、表示速度の遅さからくるストレスが減ります。
スマホの利用者増加で、通信の混雑が深刻化しています。
各ケータイ会社が対応に取り組んでおり、ソフトバンクは「ウルトラスピード」、KDDIは「 WiMAX(ワイマックス)」等を提供しています。
・ULTRA SPEED：モバイルデータ通信 | ソフトバンクモバイル
http://mb.softbank.jp/mb/data_com/ultra_speed/
(下りスピードが最大42Mbps)
・au one net WiMAXコース: 高速モバイル通信 | au one net
http://www.auone-net.jp/service/connect/mobile/wimax/index.html
(下りスピードが最大40Mbps)
そして注目は、NTTドコモのクロッシィと呼ばれるLTEのサービスです。
・Xi（クロッシィ）| NTTdocomo
http://xi-docomo.jp/xi/
(下りスピードが最大75Mbps)
特徴は「高速」「大容量」「サイトの立ち上がりが速い」。
つまり、サイトやネット動画の閲覧が快適になるのです。
既に、LTE対応機種を3機種発売中です。
実際に番組内で使ってみてもらったところ、体感で3倍以上速いとの感想。
例えば、ZIP!のサイトを開いてみたところ、従来機種よりLTE対応端末の方が早く開きました。
ZIP!のサイト内の動画を再生してみると、従来型が再生までに18秒なのに対し、LTE対応端末は8秒で再生が始まりました。
スマートフォンを快適に使いたいという面では、LTE対応スマートフォンが本命になってきます。
買い時は今後、夏にやってくると予想。
夏以降、各社からLTE対応機種が増えるはずです。
※
(3)おサイフケータイの国際版NFCの普及：
「LTE」と同じぐらい注目されているのが「NFC」です。
NFCとは、かざすだけで使える日本のおサイフケータイの国際規格版の事。
海外旅行に行った時にもおサイフケータイのように、スマートフォンで買い物が出来るようになります。
将来的には、スマートフォンで撮影した写真をNFC対応のテレビにかざすだけで、テレビ画面に映し出すことが出来たり、ポスターにかざすだけで動画や写真を取得できるようになるはすです。
この「かざす」という使い方が広がってくるのです。
秋以降に、NFC対応機種が多く発売されます。
新型のiPhone5でも、LTEとNFCが搭載されると予想されています。
※※※
【神崎の見解】
毎年1モデルずつ新型が登場しているiPhone。
ビッグチェンジ→マイナーチェンジを1年単位で繰り返しているのですから、今年のiPhone5はビッグチェンジの年です。
そうしますと、端末の形に変化があってもおかしくありません。
他社のスマートフォンは画面が大きいものが多いので、対抗として画面の大型化はありえますね。
ただ、今のサイズが持ち運びや操作には、手軽なんですよねえ。
特に片手で操作するには、私の指にはちょうど扱いやすい。
iPhone5がLTEに対応が現実化したら、それは即ち「NTTドコモからiPhoneが発売される」という事なんですよね。
多くのドコモユーザーには大歓迎ではないでしょうか。
その代わり、ドコモでiPhoneといいますか、LTE対応スマートフォンを使用するとなると、月額の使用料は高くなります。
少なくとも、ソフトバンクでiPhoneを維持するより倍近く高くなります。
具体的な料金は、下記の記事を参照してください(ドコモの中の人に確認したので、計算は間違ってないはずです)。
●神崎のナナメ読み: NTTドコモでiPhoneを使った場合、月額使用料はいくらかかるのか?
http://kanzaki.sub.jp/archives/002514.html
LTE対応のiPhoneがNTTドコモから登場するならば、まず手始めに新型のiPad3から対応するはずです。
iPad3は1月〜2月に発表、2月〜3月に発売が予想されています。
中国の春節(旧正月)が終わる2月からフル生産されるはずです(2012年の春節は、1月23日が元旦。)。
ちなみにiPad3は、現行機種より高解像度のディスプレイや、高速のクアッドコア(4コア)CPU(脳みそ)を搭載、そして「LTE」の対応が予想されています。
高解像度のディスプレイとは、iPhone4と4Sに搭載されているRetinaディスプレイのこと。
人間の網膜では、液晶のドットが判別つきません!
●アップル - iPhone 4S - あらゆるものを鮮やかに映し出すRetinaディスプレイ。
http://www.apple.com/jp/iphone/features/retina-display.html
iPadの10インチ巨大ディスプレイがRetinaになったら、相当なインパクトです。
iPhoneは、iPhone4が大きなブレークスルーでした。
iPadの場合は、iPad3がそれにあたるはずです。
ブレークスルーという意味では正直、Siri、LTE、NFCはインパクトが少ないです。
iPhone5は画面の大型化が一番目立つ変化でしょうが、それは持ち運びにとってはデメリットですので、果たしてどこまで歓迎されるやら・・・。
個人的には、カメラの性能が更にパワーアップしてもらいたいですね。
今でもレベルが高いカメラ機能ですが、光学式手ぶれ補正や、室内でも撮影しやすいように高感度対応とかにしてほしいです。
NFCは国内ではスタートしたばかりですから、まだまだです。
先日、KDDIがNFCサービスについて発表していました。
下記の資料のとおり、手探り状態です。
人柱体質の人以外には、まだオススメできないです。
●国内初、モバイルNFCサービスの商用化について 〈別紙〉
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2012/0116/besshi.html
今までガラケーユーザーだった人達も、昨年からスマートフォン購入を意識しはじめました。
今年は、実際に購入する人が増えるはずです。
そのタイミングで、NTTドコモからiPhone、iPadが登場すれば、スマートフォンユーザーが激増でしょう。
それは、国内メーカー大敗北という終わりの始まりでもあるのですが・・・。