2012年06月03日

「1万時間の法則」とは?〜人生の成功者の条件は、粘り強く・我慢強いこと

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【「1万時間の法則」とは?】

「1万時間の法則」というものがあります。
どんな分野でも、1万時間やると、能力が開花するというものです。
英語でも、プログラミングでも、ヴァイオリンでも、1万時間やれば、かなりのところまでいけるそうです(雑誌PRESIDENTより)。

1万時間とは、1日3時間取り組んだとして10年間になります。

例えば、英会話が苦手な人の場合、人生を振り返り、一体自分はトータルでどれぐらい英語を話してきたのか考えてみましょう。
日本の学校英語、受験英語では、話す機会はそう多くありません。
大抵の人は、せいぜい実質10時間ぐらいです。
1万時間の法則にあてはめると、それではうまくなるはずがありません。

【英会話がうまくなる方法】

私がお笑いライブへ行くほど大ファンの「桜 稲垣早希」さん。
彼女はテレビ番組の企画で、ヨーロッパ横断をしています。

●ロケみつ | 目指せ!ポルトガル ヨーロッパ横断ブログ旅 | MBS
http://www.mbs.jp/888/blogeur/

彼女は英語が喋れません。
しかし、現地の人と喋らなくては、何もできません。
英会話が出来ないことで旅が思うように進まず、落ち込んでいるシーンが多いです。

しかし、いきなり現地へ放り込まれ、喋らなければいけない状況に追いやられると、実力はアップしますよね。
24時間、日本語が使えない場所なのですから。

1万時間といいますと、約400日。
実は、ロケの合間に日本でも仕事をしています。
先日、ダウンタウンDXにも出ていましたよね。
数週間前、新潟のパチンコ屋にて、営業にも来ていました。

この旅の企画は何年もかかると思いますが、ゴールした時には、相当な英会話の力が身についているように思います。

【数字はウソをつかない】

こうやって人生を数字で見ていくと、本質が見えることがあります。

例えば、「なかなかいい相手に巡り会えない」と嘆いているとしましょう。
(べ、別に、神崎のことじゃないんだからね!)

年間何人くらい、新たに親しくなる人がいるか数えてみれば分かります。
10人くらいだったら、「サンプル数」は「運命の人」に出会うのに足りない事が分かりますよね。

文系だからといって、数字をないがしろにせず、味方にするのは良いことだと思いました。

1日3時間を10年間続けるというのは、なかなか大変な事です。
私自身、そんなことは無理かもと考えます。

しかし、よくよく考えてみますと、この神ナナの記事を書くのに、毎回2〜3時間費やしています。
毎日ではありませんが、約10年ぐらい、形を変えて続けています。
多少は、人へ何かを伝える力が身についたかもしれませんね。
確かに、本業では役に立っています。

●【関連記事】ネイピア数〜幸せの確率は50%ではなく63%の理由
http://kanzaki.sub.jp/archives/002658.html

【人生の成功者の条件】

武長脩行さん著「友だちいないは恥ずかしいのか」という本があります。

一人前の自立した人間になっていないから、友達の有無に敏感になってしまいます。
そんな事を考えるより、人や集団に依存しなくてもよいように自分を磨き(孤独力)、そのうえで社会と接しなさいと書いています。
そうすることで、回りに振り回されないようになれるのです。

その本の中に、「どのようなタイプの人間が、人生の成功者になれるのか」が書かれていました。

アメリカの心理学者のレポートによると、それはIQの高い人でも、家が資産家の人でも、学歴の高い人でもありませんでした。
実は「粘り強く、我慢強い人」だったのです。
昔の日本人そのものですよね。

「1万時間の法則」を実践するのは、なかなか大変な事かもしれません。
しかし、粘り強く・我慢強く、1万時間を費やした先には、成功が待っていることが分かりますね。

Posted by kanzaki at 2012年06月03日 15:44