(新潟県三条市「大衆食堂正広(まさひろ)」のカレーラーメン)
カレールー購入金額は、新潟市が全国で1位です(日経・新潟版より)。
総務省の県庁所在地別家計調査(2010〜2012の平均)という資料があります。
それによると新潟市は、2人以上世帯のカレールーの購入金額が、年間1767円でした。
これは、全国一多い金額です。
カレー味のからあげ、カレーラーメンの他にも、B級グルメとして他県でも知られている「イタリアン」にもカレー味が昔からありますね。
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7月、亀田製菓(新潟市)は、主力商品「亀田の柿の種」に、「スパイシーカレー味」を夏季限定で発売しました。
栗山製菓(新潟市)も、主力製品「ばかうけ」に、「シーフードカレー味」を夏季限定で投入しました。
どちらの米菓も、売り上げが落ちやすい夏を乗り切る戦略商品です。
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「鶏の半身からあげ」は、新潟市内で50年以上も前から親しまれています。
特徴的なのは、大型のからあげで、カレー味だということです。
家庭でも手軽に味わえるようにと、丸栄製粉(新潟市)と鳥梅(新潟市)は4月以降、相次いでカレー味のからあげ粉を発売しました。
ともに、米粉を使い、パリパリとした食感に仕上がります。
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新潟市のおとなり三条市は、カレーラーメンで有名です。
包丁や工具など金物づくりの町です。
戦後、金物職人たちは、ゆっくり食事を取る時間も無いほど忙しかったそうです。
食事は出前で済ませることが多く、中でも短時間で栄養が取れるスタミナ料理として、カレーラーメンが定着しました。
今では町おこしの一つとして、大きくアピールしています。
●三条名物カレーラーメン食べ歩きマップ
http://www.curry-ramen.com/
●神崎のナナメ読み: 「三条カレーラーメン」とは〜新潟県三条市にあるご当地B級グルメ
http://kanzaki.sub.jp/archives/002345.html
●神崎のナナメ読み: 三条カレーラーメン大好き! 新潟大学教授 田村 秀さん〜B級グルメで街に活気を
http://kanzaki.sub.jp/archives/002406.html
カレーラーメンをメニューとして出している店は、三条市内に70店舗ぐらいあります。
新規出店が少なく、飲食店の継続年数が長いそうです。
新潟は、リスクを冒さないという保守的な県民性があります。
そこから、新しいものを探すより、カレー味なら間違いないという基本を大事にする気持ちが反映しているのかもしれません。
米、酒、魚、カレー、どれも「基本を極める」というのが新潟の食文化のたしなみのようです。
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カレールーの購入金額が多い理由を考えてみました。
ひょっとしたら、カレーを作る時、カレールーを何種類も使うからなのでは?
だから結果、金額がアップするのかもしれません。
我が家は必ず、何種類かのカレールーを買い、それを一つの鍋に入れています。
理由は、味が複雑になるからです。
特定の銘柄は無いのですが、とりあえずハウスのカレールーだったら、いろいろ組み合わせをしても、味が破綻しません。
よその家でも、そういう傾向にあります(私のまわりだけかもしれませんが)。
だから、カレーを食べる頻度は他県と変わらないけれど、カレールーを複数買うから、全国一多い金額になるのかもしれませんね。
美味しいものが沢山ある県なので、家庭のカレーにすら味にこだわった結果なんじゃないかなあ。
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