(dマガジンのメニュー画面)
6月20日、NTTドコモが、電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」を開始しました。
早速使ってみましたので、その感想を書きたいと思います。
●dマガジン | サービス・機能 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/entertainment/dmarket/magazine/
【感想の概要】
・スマホじゃ画面が小さすぎ(iPhoneはキツかった)。
10インチタブレットでの使用がオススメ。
10インチでも文字の拡大が必要。
A4サイズ以上の液晶にしないと、原寸大にならないわけですが、そうすると今度は、タブレット自体が巨大で重くなってしまいます。
下記ぐらいの大きさのタブレットになれば、みんなで会話しながら読む事が出来るのでしょうけれどね。
・ガンガンとパケット通信をするので、パケット通信の上限に到達しないよう、Wi-Fi環境での使用がオススメ。
読んでいる最中、バックグラウンドでダウンロードしています。
何冊も読んでいると、相当なデータ量が端末にキャシュされます。
容量の少ない端末を使用しているなら、たまに、アプリの設定からキャシュ削除をしたほうがいいです。
逆に言うと、ダウンロードしたものはオフラインでも閲覧できるメリットがあります。
キャッシュ削除は、一括なので、何度も読みたいものも消失します。
個別削除出来るようになると、便利ではないかと思います。
→追記:現在はアプリの更新がされ、個別に削除が出来るようになりました。
・ドコモユーザーではなくても利用可能。
docomo IDを無料で作成し、支払いはクレジット決済。
(docomo IDはPCで登録が楽だった。クレジット情報は、dマガジンのアプリ上で登録する)
iPad等のiOS端末はApp Store、Android端末はGoogle Playからアプリをダウンロードして使用。
・雑誌の広告を抜いた全ページが閲覧できるものもある。
特集記事プラスアルファの雑誌もあるけれど、それでもかなりのボリューム。
これだけ沢山の雑誌をナナメ読みできるのは、本当にありがたい。
・雑誌によっては、文字のドットが荒いものもあったけれど、読むには問題ない。
大昔のワープロで印刷したようなドットの荒い文字の時があります。
雑誌全体の文字が荒いものもあるし、特定のページだけの時もあります。
この辺は、そのうち改善されるのかな?
・肖像権等の関係で、人物にマスキングがかけられていたものがあった。
(隠れているのは安室奈美恵さんです。ちなみに上記は、iPhoneでdマガジンを読んだ画面)
・最大100ページの記事を端末へ保存可能な「クリッピング」機能がある。
雑誌によっては、この機能が不可能なものもあります。
よほど永久保存したければ、雑誌を本屋で買えばいいのです。
それも面倒なら、スクリーンショットで保存という手もあります。
・最新号だけで、バックナンバーは読むことが出来ない。
この安価ならば、別に構わないと思います。
リアル書店だって、バックナンバーは店頭にはなく別途、取り寄せになるのですから。
→「マイページ」というボタンをタップし、「最近読んだ雑誌」を選択すると、過去に読んだ雑誌の履歴が表示されます。雑誌によっては、バックナンバーもそこからダウンロードできる場合がありました。
・今まで、自分が読んだことのないジャンルを読むことができる新鮮さがいい。
写真をやっているので、女性雑誌のモデルさん達のポージングや化粧などは、とても参考になりました。
人それぞれ、知らなかったジャンルを読む事で、刺激があると思います。
・やはり、ネットにある写真・文章・内容よりもレベルが上でいい。プロが作った記事は違う。
なんたって、取材にかける手間暇が違います。
その業界ごとに、文章の表現方法が違うのも面白いです。
・スタート当日、Android用アプリに不具合があり、全く使えなかったけれど、現在のバージョンは大丈夫。
初日に公開されたAndroid用アプリは、クレジット情報の登録画面で、異常終了しまくっていましたが、新バージョンは大丈夫です。
とはいえ、まだ改良の余地がありすぎです。
・アプリは、うねうね動く余計な視覚効果はいらないから、サクサク&安定&シンプルなものに欲しい。
読みたいのは雑誌そのものなので、無駄なものは削ぎ落とした方が良いと思います。
端末のスペックにもよると思うのですが、新しいページをめくると、荒い画像と文字が表示され、少し経つと綺麗な画面になります。
最初から、綺麗な文字と画面で表示されるといいなあと思います。
・自宅にwi-fi環境がある人なら、安い10型Androidタブレット(要・Google Playにアクセスできるもの)を買って利用する価値はあると思う。
月額400円(税抜)なのもありがたい。
私は、ドコモの「dtab」という、約1万円の安価な10型タブレットを使用しています(ドコモユーザーではありませんが)。
これは安価ですが、液晶が見やすくて良いです。
激安タブレットは、液晶画面の質が悪いものが多々あります(ちょっとナナメから見ると、見えにくい)。
安くても、液晶画面の良い物を選んだ方が良いと思います。
「dtab」はオススメです。
●ドコモが9975円で販売しているAndroidタブレット「dtab」のファーストレビュー〜「dビデオ」というキラーコンテンツを備えた唯一無二の優等生タブレット
http://kanzaki.sub.jp/archives/002921.html
●ドコモのAndroidタブレット「dtab」用に、「32GバイトのmicroSDHCカード」と「micro OTGケーブル」を買う
http://kanzaki.sub.jp/archives/002929.html
※※※
【操作方法】
(タブレットを縦にした場合のメニュー画面)
(タブレットを横にした場合のメニュー画面)
上記は、dマガジンのメニュー画面。
タブレットの画面を横と縦にした場合、表示される量が違います。
雑誌は大別すると4種類。
・総合(AERA、東洋経済、TokyoWalker等)
・男性向き(LEON、日経トレンディ、Begin等)
・女性向き(25ans、CanCan、Hanako等)
・趣味(BE-PAL、BiCYCLE CLUB、CAPA等)
どんな雑誌があるかは、下記のサイトをご参照ください。
●報道発表資料:電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」を提供開始
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/06/18_01.html
読み放題サービス初登場の雑誌として私が興味あるのは、週刊アスキー、BiCYCLE CLUB、趣味の文具箱、CAPAなどです。
電子化初登場の雑誌として、LEON、オレンジページ、ダ・ヴィンチなどもありますよ。
上記は、操作方法の概要。
好きな雑誌を選んで、あとは指で画面をなぞったり、タッチしたりすれば良いだけです。
雑誌からだけではなく、記事、おすすめ、ランキングからも選択できます。
(タブレットを縦にした場合は、雑誌の1ページを表示)
(タブレットを横にした場合は、雑誌を見開きで表示)
(画面上下に操作アイコン。もちろん消すことができる)
(目次。タップすると、該当ページへワープ)
上記は、実際に雑誌を読んでいる画面。
わざと、画面上下に操作アイコンを表示させていますが、もちろん消すことができます。
目次のアイコンを選択すると、目次のテキスト画面が表示されるので、指定すれば、その記事へ一気にワープ出来ます。
まだ始まったばかりのサービスですが、最初から充実しています。
400円(税抜)の小銭で、これだけ読むことが出来るなら良いと思います。
私はソフトバンクモバイルのiPhneユーザーですが、このドコモのサービスを使えます。
10型Androidタブレットで読んでいます。
au、ソフトバンク等、他のユーザーも使えるので、ユーザー数はどんどん増えるでしょう。
そうすれば、掲載雑誌も増えていいことばかりです。
今のところ、iOS端末、Android端末での閲覧でしか使えません。
パソコンは、いろいろと違法な事をする人が出てくる可能性があるから、難しいのでしょうかね。
本当は、雑誌見開きを大画面で読みたいのですが(端末からHDMI出力で、テレビに映す手はあります)。
是非、オススメしたいサービスです。
●関連記事: NTTドコモの雑誌読み放題サービス「dマガジン」をEvernoteのOCR機能で最大活用する〜クリッピング機能、検索機能の弱点を補完できます
http://kanzaki.sub.jp/archives/003285.html
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