2016年05月03日

新潟県上越市は、「通夜」よりも「葬儀」の方が参列者が多い

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(新潟日報の夕刊)


・新潟県上越市は、「通夜」よりも「葬儀」の方が参列者が多い。
しかし、昼間に行われる葬儀に、会社を休んで来るのは大変なので、だんだん夜の通夜が増えてきている。


・全国的には、通夜の参列者の方が、葬儀より参列者が多い。
新潟市周辺は、かなり前から通夜の方へ行く傾向があった。


・新潟県新発田市などは、葬儀の前に火葬をする。
長野県信濃町、山形県米沢市などでも見られる形式。
葬儀のあとに火葬するのが一般的な新潟市や上越市の人は、顔を見てお別れが出来ずに驚く。


・通夜は、家族が亡くなった人のそばで、夜通しロウソクを灯し続けたことに由来する。
葬儀は死者をあの世へ贈る宗教的な儀式。
葬儀と一緒に行われることが多い告別式は、故人と親しかった人が最後のお別れを告げる儀式。
時代とともに趣旨に沿って通夜や葬儀に参列する意識は薄れ、通夜でも葬儀でも、参加しやすい方に行くという人が増えた。
だから、仕事を休まなくても行ける通夜に人が集まるようになった。


※※※


【葬儀はお金がかかる】


お葬式に参列すると、日々の生活とは違った時間の流れを感じます。
行われることも、普段とは違うことばかり。
だから戸惑うことばかりです。
もしそれが、家族のことであった場合は、なおさらです。
通夜、葬儀だけではなく、役場や銀行、その他もろもろの手続きもしなくてはいけません。


家族の葬儀の際、果たしてちゃんとやれるのだろうか・・・。
自分が死んだとき、迷惑をかけないように準備しておかないと・・・。
そう漠然と感じている人が多いのではないでしょうか。
私もそのひとりです。


2012年、日本消費者協会が「第10回葬儀についてのアンケート」を実施しました。
葬儀費用は全国平均で188.9万円でした。
新潟県は199.7万円でした。
葬儀・飲食接待・寺院の費用の合計です。
約200万円と、かなりお金がかかるのですね。


経済事情と死の高齢化が反映してか、関東圏では家族葬が多く、直葬が5割以上という調査結果もあります。


●関東圏では「直葬(ちょくそう)」が5割以上らしい〜経済事情と死の高齢化によって、シンプルな家族葬と直葬が普及
http://kanzaki.sub.jp/archives/002870.html


●1年間に120万人以上が死亡しているのに、それだけ多くのお葬式が行われているという実感がない理由
http://kanzaki.sub.jp/archives/002850.html



【老後の生活資金も必要】


さらには葬式の前に、老後の資金も考えなくてはいけない。
総務省の家計調査(2015年)にこんなデータがあります。

【65歳以上の無職世帯の生活実態】

・貯蓄額:夫婦世帯の平均は約2500万円、中央値は約1590万円。

・夫婦世帯
平均支出:月約27万2千円
収入:月約21万2千円(大半が年金)
赤字幅は月約6万円(90歳まで生きると約1800万円の不足)

・単身者
平均支出:月約15万6千円
収入:月約11万8千円(大半が年金)
赤字幅は月約3万8千円(90歳まで生きると約1140万円の不足)


赤字幅は退職金などの預貯金でまかなっています。



生活や考えは、なんだかんだでお金(収入)が反映されます。
今回のように死生観にまで。
貯金がそれなりにあっても、病気や怪我、事故によって、一発で生活が悪化することもあります。
かなり綱渡りな生き方なのが、現在の実態ではないでしょうかね。

Posted by kanzaki at 2016年05月03日 14:44