2020年06月29日

「良い習慣」を身につける方法は、どんなに小さなことでもいいからまず始めること〜ホメオスタシスが変化に気がつかないレベルで変化していく

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(本で勉強を教えてみましたが、あまり興味はなさそう・・・)

去年あたりから、「習慣化」というキーワードをネットでよく見かけるようになりました。


人間の行動の75%は、習慣化した無意識の行動が占めるそうです。
しかし、それらの殆どは「生きていくために必要な習慣」です。


残念ながらこの中には、仕事などで目標達成したり、人生をより良くするための「良い習慣」というのは殆ど含まれていません。


「良い習慣」を身につけるのは難しいです。
理由の一つは、人間の本能です。


人間には「ホメオスタシス」という本能が埋め込まれています。
これは、人間は変化せず同じ状態にいたいというものです。
変化を拒絶する本能。
人間は怠け者であることが、本能的には普通なのです。



それを踏まえた上で、習慣化の第一歩を考えましょう。
それは、どんなに小さなことでもいいから、まず始めることです。


いきなり大そうなことをやろうとする必要はありません。
まずは楽しましょう。
そうしなきゃ続きません。


「ホメオスタシス」という本能を敵ではなく、味方につけながら習慣化を進めます。


そのためには、小さなことからスタートするのです。


いきなり飛ばし過ぎると、息切れします。
ホメオスタシスがもうやめようと言ってきます。
だから、ホメオスタシスが気がつかない程度に進めていくのです。


ポイントは、簡単・確実にクリアできる小さな目標を作ってトライすることです。
小さな一歩でゴールできるところから始めましょう。



例えば、ダイエット。


いきなり、毎日ランニングを始めようとか、甘いものは我慢しようとしても無駄です。


最初の一歩が大き過ぎるからです。


まずは、インターネットで様々なダイエット方法を調べるとか、ネットショップでダイエット器具を探してみる、ランニングウエアを買ってみるというところから始めてみましょう。
なぜなら、これらのことは、すぐに実行でき、すぐ完了することができるからです。



この「すぐに」というのがポイント。
やる気は生ものです。
「やりたい!」って思った時が一番新鮮で、自分の行動に直結します。


逆にあれこれ考えていると、不安が出てきます。
その前にやってしまうのが肝心です。


あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと考えると、結局やらなくなります。
ホメオスタシスが「やめときなさい!」と脳に指示しているからです。


「ホメオスタシスが変化に気がつかないレベルで変化していく」のが解決方法です。


まずは超簡単な第一歩から。
確実に達成できる行動からスタートしましょう。



以上は、ラジオパーソナリティー兼副業アドバイザーである上田 仁さんの著書に書かれていたものです。


私がこの前書いた、「30分以内の行動」というのは、偶然にも正解だったのですね。


●「仕事以外に何もしない日」という絶望感を避ける方法〜「30分以内の行動」を取り入れる


無理せず、ほんの少しだけ。
この繰り返しです。

Posted by kanzaki at 2020年06月29日 07:04