2004年08月09日

2004年上半期の話題商品【2】

前回の続き

2004年上半期の話題商品【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000351.html

−消費者が選んだ 2004年上半期の話題商品ベスト10−
1位  アテネオリンピック
1位  DVDレコーダー
3位  にがり商品
4位  ペ・ヨンジュン(ヨン様)
5位  「ラストサムライ」
6位  「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
7位  ハルウララ
8位  「世界の中心で、愛をさけぶ」
9位  パケット定額制
10位  薄型テレビ

この前は、1位〜3位までをご紹介しました。
今回は、その他について。

4位のヨン様は、何も語ることが無いぐらい、いろんなテレビ等のメディアで紹介されていますね。
来日の際は、多くの女性ファンが、空港で出迎えをしていったけ。
幾つかのCM等でも見ますし、なんでも、紅白歌合戦での登場(衛星中継でしょうが)もあるらしいです。
ヨン様ブームによって、多くの韓国ドラマ、映画が日本で見られるようになりました。
多くの人(特に女性)にとって、韓国へのイメージが変わったのではないでしょうか。
イメージって大事ですよね。
政治とか商売とかでの交流も大事ですが、こういう芸能面での功績って大きいなあ思いました。
「冬のソナタ」で、一気に韓国への見方が変わった人が多いですから。
その一人が、我が家の母親であったりします。
部屋には、A2版の巨大なヨン様ポスターがあり、韓国の映画・ドラマ・俳優特集をしている書籍があれば、自分の本屋で買いまくり(お客に売ってください)、テレビで放映される韓国ドラマは全てビデオで録画して視聴(自分で予約録画設定できるようになりました)。
スカパーでも多くの韓国ドラマを放送しているわけですが、チューナーは私のパソコンに直結しています。
なので、私に依頼して、録画してはDVD−Rに焼かせています。
たまにならば良いのですが、週3枚焼くのは辛いです・・・。
韓国ドラマを録画していて気づいたのですが、あちらの連続ドラマって一話が長いです。
日本の連続ドラマは一本が40分程度。
途中にCMが入ったりして、合計約60分となるのですが、韓国のドラマはきっちり60分、ないしはそれ以上の長さです。
母親に聞いたら、あちらのドラマの本放映は途中にCMが入ることはなく、ドラマの前後に一気に流すとか。
そして、ドラマの話数が異常に長いです。
日本だと通常、11話〜13話ぐらいだと思いますが、あちらは20話超えは当たり前。
ヨン様が主役のドラマ「初恋」なんて、1話約60分のものが、全部で60話以上あるのですから驚きです。
ちょっと小耳に挟んだのですが、あちらのドラマは最近、放送規制が厳しく、「タバコを吸うシーン」を放映してはいけないそうです。
「冬のソナタ」の頃は、まだ規制前。
今なんて、そんな規制のおかげで、例えばギャンブル会場が舞台のドラマなのに、誰一人タバコを吸っていないというような、なんとも変わった光景が見られます。
ドラマの視聴層である女性達が、再び日本のドラマに視線を向けるのはいつの日やら・・・。


ラストサムライについては以前、書いた事があるので、そちらを参照してください。

「ラストサムライ」
http://kanzaki.sub.jp/archives/000145.html

出演されていた渡辺謙さんは、この映画のおかげで、映画「バットマン ビギンズ」の敵役の座をゲット。
またしても、丸坊主の役。
当分の間、そういう風貌の役ばかりが、オファーされるんでしょうね。
本格的にあちらで俳優活動をされるそうで、なかなか楽しみであります。

ハルウララについても、以前、こちらで書いたことがあります。

ハルウララ【ブームの後】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000203.html

ハルウララの最近のニュースとしては、以下のようなものがありました。

デビュー以来、112連敗中の高知競馬(高知市)の人気サラブレッド・ハルウララ(8歳牝馬)が武豊騎手の騎乗を最後に引退することが2日、わかった。
引退レースは10月か来年3月の見込み。ハルウララは人間だと約40歳。
引退後は、父が余生を過ごす北海道浦河町の乗馬体験型観光施設に引き取られる。
武豊騎手とのコンビは3月22日に実現しており、レースの売り上げは中央競馬のメーンレース並みの約5億1000万円。
ハルウララ出走日の入場料収入は通常の約1・5倍、馬券売り上げも約20%増となるなど効果は絶大。高知県競馬組合は昨年度、12年ぶりに約9200万円の黒字となった。

そのキャラクターどおりに、のんびりした余生を過ごしてほしいものです。


「世界の中心で、愛をさけぶ」については、下記にて書きました。

世界の中心で、愛をさけぶ
http://kanzaki.sub.jp/archives/000104.html

上記は小説版について、映画については、ちょこちょこと感想を書いたのですが、一つの記事としては書きませんでした。
別のことで書いた記事の中から、映画版についての感想を以下抜粋。

その後みんなで、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」を見ました。
細かいレポートは後日するつもりですが、とにかく観客の多さに驚きましたよ。
一番前の座席まで、びっしりと座っているのですから。
前回、「CASSHERN」を見て、「こんなの見るぐらいだったら、名探偵コナン/銀翼の奇術師〈マジシャン〉を見れば良かった・・・」と激しく後悔したものですが、果たして今回は・・・。
感想は「原作の色んなエッセンスを旨く調理してあるなあ」という感じです。
原作のままだと、映画としてはスカスカの内容になってしまいますが、絵的に見栄えがするようにしてありました。
ただ、この映画を見る人は、殆どが原作を読んでいる人でしょうから、「原作との比較・相違」ばかりに注意が行ってしまうかも。
主人公は、原作の「理論派・理屈っぽいところ」が払拭され、「何も出来ない・才能もない人間だけれど、彼女を思う気持ちは誰にも負けない」という感じに仕上がった映画版のキャラクターの方が好感が持てますね。
ツッコミしてしまいたい矛盾も多々ありましたが、まあ平凡に良かったんではないでしょうか。
けれども感動で泣くことはありません、決して。
ただ、主人公の部屋に「ファミリーベーシックV3」があったのに感動・・・というか笑った。
もしここに、「ファミリーコンピュータ専用ロボット&ブロックセット」も置いたあったら神認定ですよ。

そんな訳で、小説も買い、何故か二回も観にいくハメになり、この作品に私はかなりのお金を貢いでしまいました。
けれど、拍手喝采な訳ではありませんよ。
ぬるま湯な感じはします。
例えるならば、「ノルウェイの森(村上 春樹 著)」のリメイクみたいな感じかなあ。
それは、良い誉め言葉で使っているわけではありません。
「ノルウェイの森」が「機動戦士ガンダム(初代)」ならば、「世界の中心で、愛をさけぶ」は「機動戦士ガンダムSEED」という感じ。
新しいモノではなく、過去の資産を現代風にアレンジしたというか、劣化コピーというか。
昔を知っている人には受け入れにくいものはありますね。
でも、やはり気になってお金は落として見てしまうみたいな。
やっぱり、ぬるま湯ですね。

「パケット定額制」は、auとドコモで開始しました。
どちらも好評みたいですね。
無制限になると、お金の課金を気にしなくていいので、新たな事に色々とチャレンジ出来る事が良いことです。
ダイヤルアップから、ADSLでインターネットを切り換えた時に似た感触ですね。
PCでインターネットをするのと違い、かなり制限が加えれているケータイコンテンツ。
定額になると、現在のコンテンツでは物足りなくなるでしょうね。
10代ならば、着メロや待受画面をダウンロードし放題!と満足するでしょうが、他の世代はどうなんでしょう。
やっていても、そのうち飽きるでしょうね。
定額も良いのですが、それに伴い、ブラウザの改良をしてほしいです。
京ぽんに搭載の「opera」や、クリエに搭載の「Netfront」みたいな、小さな画面でもPC向けサイトを上手く再成形して表示されるようなブラウザ。
欲を云えば、タブブラウザ系だと、なお嬉しい。
ケータイ向け有料サイトよりも、断然「使える」PC用無料サイトの方を利用されるようになると、コンテンツプロバイダに大きな影響があるでしょうね。
良い意味で、ケータイ向け有料サイトの転換期になりそうで、ユーザーにとっては楽しみです。

薄型テレビは、オリンピックが良い起爆剤になりそうですね。
薄型で尚且つ大画面のものが主流。
しかし如何せん、値段が高い!!
50万円もするものを簡単に買えませんぜ。
そういうテレビの購入者の実に80%が、50代以上の年配者だというデータがあります。
若い人は、テレビ離れが進んでいますしね。
私も、テレビをそんなに見なくなりました。
テレビへの価値観が低くなったみたい。
なので、パソコンで録画して観ることが出来ればいいやというスタンスです。
人と話していても、テレビ番組について話題がのぼる事も、あまり無くなったし。
そうすると、テレビの利用価値が、少しずつ低くなっていくんですよね。
メーカーも頑張って売り込みをかけていますが、果たして、どのぐらいの反響があるやら。
10位にのぼっていても、実際に買っている人は殆どいない。
デジタル地上波放送を歓迎する人もあまりいない。
なんだか、デジタル衛星放送の時のような放置プレイをユーザーは選択してしまいそう。

そんな訳で、いろいろと見てきました。
皆さん方も、気になるモノが幾つかありましたか?
以前は、供給する側主体でブームは作られてきたけれど、ユーザーも賢くなってきたので、そういう「作れたブーム」が流行にくくなっているのも事実。
年末までに、どんな商品・話題がのぼって来るか、楽しみではあったりします。

Posted by kanzaki at 2004年08月09日 07:34 | トラックバック (0)
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