2012年03月26日

「昼活(ひるかつ)」とは、ランチを食べながら異業種交流をすること〜ソーシャルランチ、コーヒーミーティング等のSNSを活用

【昼活とは?】

「昼活(ひるかつ)」とは、ランチを食べながら異業種交流をすることです。

昼活を有意義にするには、以下の6点があげられます。

1.SNSを使い、どういう人が参加するのか調べておく

2.名刺交換の際に軽く自己紹介する

3.初対面の人にも積極的に話しかける

4.仕事の話しをする場合は、守秘義務を守る

5.SNSなどを通じ関係を保つ

6.一方的に「教えてください」だけではなく、相手に何を与えられるかを意識する

今朝の日本経済新聞にて紹介されていました。

【昼活のメリット】

「朝活」をはじめとするものは、神ナナでも毎年のように紹介しています。
ですから、目新しいものではありません。

●「朝活(あさかつ)」と「夕方(ゆうれい)」の効能(2009年03月18日)
http://kanzaki.sub.jp/archives/001815.html

●小・中学生は「朝」を有効利用している(2010年10月15日)
http://kanzaki.sub.jp/archives/002188.html

●「寺ガール(てらがーる)」とは?〜寺で座禅やヨガをして自分を取り戻そう。香林院、光明寺、善了寺
http://kanzaki.sub.jp/archives/002359.html

●朝活の次は、夕活・昼活ブームが来るかも(2011年07月08日)
http://kanzaki.sub.jp/archives/002396.html

「朝活」は主に、自分のスキル向上(英語・資格)や精神統一(坐禅・ヨガ)など、内面を磨く方が重視されています。

「昼活」は主に、短い時間で効率的に人脈を広げるのに活用されています。
特に、異業種の人達との接点として特化しています。
様々な業種の人達が集まる事で、新しいアイディア・ヒントが生まれる可能性があります。

通常、昼休み時間というのは1時間程度です。
短い時間であるが故に効率が良いのです。
また、時間限定だからこそ、多忙な人を誘いやすい面もあります。

【昼活専用ソーシャルメディア】

「昼活」は、ネットを使って人を集めるスタイルが多いようです。
例えば有名な所では、下記のサイトがあります。

●ソーシャルランチ - Facebook でカジュアルな異業種交流ランチ
http://www.social-lunch.jp/

ソーシャルランチは 2:2 のランチを楽しむサービスです。
あなたがランチ相手を探すのではなく、システムがあなたにおすすめのランチ相手を提案します。
ランチ相手に興味をもてば、自分のペアと一緒にランチ申請を送り、成立後にお店と日時を決めていきます。

●CoffeeMeeting[コーヒーミーティング]
http://coffeemeeting.jp/

CoffeeMeeting(コーヒーミーティング)は、ランチよりも気軽に、コーヒー1杯を飲む時間を一緒に過ごしたい人と、出会うためのサービスです。

共に、フェイスブック(facebook)のアカウントを持っているのが大前提。
事前にどんな人なのかを大まかに知る事が出来るので、期待はずれの人と会う確率が低いそうです。

新潟にも、ネットを活用した昼活がありました。

●パワーランチ de サミット(パワーランチは異業種交流の昼活です。ランチしながら名刺交換!)
http://power-lunch.biz/


(昼活! 新潟パワーランチ第24回)

※※※

ソーシャルメディアを活用した異業種"短時間"交流会です。
皆さん、積極的に活用されています。

自分を色んな場所に飛び込ませるのは、非常に良いことだと思いますよ。
特に若い人達には積極的にやってほしいと思っています。

自分の会社が、人生の全てだと思っている人はいないと思います。
けれど実際に、会社以外にこの世の中にはどんな景色が見えるのか、多くを語れる人は少ないですよね。

出来れば、異業種交流会という「しゃべくりの場」だけではなく、色んな人達と「行動する場・活動する場」へ踏み行って欲しいです。
それは、自分の経験値となるからです。
それに、そういう経験を積んでから「しゃべくりの場」へ参加した方が、相手へ何かしら伝えられるものです。
自分の仕事上の肩書きを使わないでも、いろんな人と接することが出来るようになったら大したものです。

【"江戸しぐさ"を昼活に使う】

皆さんは、「江戸しぐさ」というものをご存知でしょうか。

●江戸しぐさ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%97%E3%81%90%E3%81%95

当時の庶民達の粋なマナーの事です。
その中に、「三脱の教え」というものがあります。

これは、初対面の人に「年齢」「職業」「地位」を聞いてはいけないという意味です。
これらを知ってしまうと先入観となってしまい、相手を公平に見ることが出来なくなるからです。
つまり、「色眼鏡」っていうやつですね。

また、集まりの中に初めて入る場合、人の名前を一度に覚えるのは大変です。
「芳名覚えのしぐさ」というものがあります。
一回目は座った両脇の人の名前を覚えます。
二回目は、前の人とその両脇の計三名を覚えます。
そうやって回を重ねていくうちに、全員の名前を覚えていくのです。
その際なのですが、直接相手から名前を聞くのではなく、他の人が言っているのを聞いて覚えるのです。

昔の人の知恵も拝借しながら、未知の世界へ踏み出して行きましょう。

Posted by kanzaki at 2012年03月26日 22:29