東大生・京大生に最も読まれている著者・ 外山 滋比古さん。
お茶の水女子大学名誉教授です。
著書「思考の整理学」は、31年間で218万部を突破。
東大生、京大生に最も読まれている文庫本です。
外山さんが、40代からの知的生活術を語っていました。
(1)記憶よりも独創的な思考力を養う
(2)忘れる技術を身につける
(3)生活に根ざした自分なりの考えを持ってこそ人間
※
(1)記憶よりも独創的な思考力を養う
40代になったら、知識を詰め込む勉強なんてしなくていい。
もっと自然に、楽しく、面白く生きることを考え始めるのが40代、50代。
本当に大切なのは「思考力」。
他人が考えた知識や思考を真似ることではない。
自分なりに考えることを心がけよう。
そのためには、刺激的な友人との会話を大切にし、役に立たないことでも自分の好きなことに、トコトン打ち込むこと。
(2)忘れる技術を身につける
脳の新陳代謝をよくするには、忘れる力が必要。
でも、意識して忘れようと思っても、忘れるのは難しい。
脳をリフレッシュするには、日常生活では軽い運動を習慣化し、快適な睡眠環境を整えること。
また、忘れたいことはメモにして書き出すと頭はスッキリする。
つい溜めてしまいがちな本も、新聞を読んだら捨てるように手放す習慣をつけてみよう。
(3)生活に根ざした自分なりの考えを持ってこそ人間
現代の知識偏重社会はやっぱり不自然。
ある程度の知識は必要ですが、勉強しすぎるとダメになりますよ。
40歳を過ぎたらギアをシフトチェンジする。
本当に楽しければ自然と努力する。
自然と知識も得る。
でも、自然と忘れてしまう。
発見をし、思索が深まる。
その繰り返しでいいんじゃないかな。
人間、知識をため込むだけではダメ。
生活に根ざした自分なりの考えを持ってこそ人間なのです。
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もっと崇高な考え方だったり、一部の超人的な人にしか出来ない実践方法なのかと思っていました。
実は、ものすごく身近で、誰にでも実践できるものなのですね。
メディアに取り上げられるような人物の生き方ではないようです。
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