2011年09月19日

「ボクらの時代」〜向井理(むかい おさむ)さん、松坂桃李(まつざか とおり)さん、六角精児(ろっかく せいじ)さんの三人によるトーク【1】

日曜朝に放映中の「ボクらの時代」。
毎回、役者、歌手、文化人、スポーツ選手など、様々なジャンルで活躍する3人のゲストが登場。
その3人が、仕事のことやプライベート、生き方・考え方について語り合う番組です。

演出らしい演出はしません。
スタッフは場所を提供するだけ。

番組の流れはゲストまかせ。
ですから、トークの内容も色んな方向へ進むのが見所。
派手じゃない番組なので、かえって日曜の朝にちょうど良くて好きです。

9月18日のゲストは、私の好きな3人の男性俳優でした。


●向井理(むかい おさむ)さん
http://www.horiagency.co.jp/web_data/talentfiles/mukai_1.html

29歳。
バーテンダーから俳優へ転身した異色の経歴の持ち主。
大学で遺伝子工学を専攻し、バーテンダーから俳優へ転身。
2006年にデビューし、ドラマ「メイちゃんの執事」などに出演。
2009年、雑誌「an・an」でヌードを披露し話題になりました。
2010年、NHK連続小説「ゲゲゲの女房」にて、水木一郎役を演じて一躍知名度を上げました。
「BECK」「ハナミズキ」他 映画界でも精力的に活躍中。
今年は、大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」の徳川秀忠役など多数出演し、活躍の幅を広げています。
自身初の主演映画「僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.」は、今週9月23日に公開です。
松坂桃李さんも、その映画に出演しています。


●松坂桃李(まつざか とおり)さん
http://www.topcoat.co.jp/profile/index.php?a=19

22歳。
大学在学中19歳で、ファッション誌のモデルデビュー。
2009年にデビュー作「侍戦隊シンケンジャー」のオーディションに合格し、若干二十歳にして主演を果たします。
ドラマ「GOLD」「アスコーマーチ」など多数出演。
今、注目を浴びる若手俳優の一人です。


●六角精児(ろっかく せいじ)さん
http://www.tobiraza.co.jp/menber/rokkaku.html

49歳。
高校のメンバーで善人会を創立し、のちに劇団扉座と改名。
ドラマ「電車男」など個性的なキャラクターで多数出演。
ドラマ「相棒」では、鑑識・米沢守役が人気になり映画化されました。
向井さんとは公私にわたって交流があります(ドラマ「傍聴マニア09」で初共演)。
松坂さんと会うのは、今日で2度目だそうです(前回は、「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」)。


(以下、番組内の会話を抜粋。文章としての流れを考慮し、一部修正を加えています)


【お互いの初印象】

六角
「(松坂さんと最初に会った時の印象)
最初にお会いした時から、人と話すのが、そんなに下手な人とは思えなかったです」

松坂
「そうですか?(笑)」

六角
「まず、受け入れる人だなあと。
それは向井よりも松坂君の方が強いなあと」
みんな友達多い?」

向井
「多いですよ。でも、役者の世界より、普通の人が多いですよ」

六角
「そっか。てっきり、人見知りなんじゃないかと」

向井
「人見知りです。僕は初対面の人とは、目を見て話せないです」

六角
「僕と向井は・・・」

向井
「結構、一緒になってますねえ」

松坂
「最初は?」

向井
「最初はドラマで。それで飲みに行って・・・」

六角
「飲みには行ったけれど、すぐに仲良くなった訳ではないです。
やっぱ、ちょっとクールな感じがしたのね。
撮影現場だから、ちゃんと律してらして。
後輩に、"ちゃんとしろよな"とか言っていて」

向井
「言ってましたっけ?」

六角
「板前の・・・」

向井
「ああ」

六角
「ぼくはその時先輩役で、"なかなか若いのに怖いですなあ"と思って。
週に一日二日しか行かない人間としては、こういう人とは関わりあうのはよそうと(笑)」

松坂
「避けていたんですか(笑)」

六角
「避けていたというか・・・あんまり・・・うん(笑)」

向井
「最初のシーンが、六角さんの胸倉をつかむシーンだったから」

松坂
「いきなり、そんなシーンからだったんですか(笑)」

向井
「大先輩だし、胸倉を掴むのはなあと思ったけれど、思いっきり締め上げたのは記憶にある」

松坂
「最初にいきなり、思いっきり先輩にやるっていうのは・・・結構」

向井
「(六角さんに向かって)でも、気を使われるよりは良くないですか?」

六角
「"申し訳ないですけれど、やらせていただきます"って、グッてやられるのはいいけれど、
"あっ、分かりました"って感じやられると、
"あっ、こいつは何も感じないでやっているんだ"と思いますよね」

松坂
「その時の向井さんは、どっちだったんですか?」

六角
「彼は気を使って、思いっきりやってくれましたよ」

【映画撮影の合間について】

六角
「他の現場で、向井が他の役者の人達と仲良くしている図って浮かばないんだよなあ・・・」

向井
「そうかなあ」

松坂
「そうですか?
映画一緒にやっていた時は、プールも一緒に入ったし、一緒にご飯も食べたし、常に一緒で、凄く楽しかったですよ」

向井
「でも、人見知りなんですよ、僕」

六角
「映画っつうのはねえ・・・例えば外国までロケに行くと、関係性とか深まりません?」

松坂
「ああ、深まりますねえ」

向井
「ずっと撮影で缶詰ですからねえ。
どっかあります? 海外ロケ」

六角
「うん。タイとか行ったことがあるね。
空き時間があったりすると、他に遊ぶことがないから、皆でかくれんぼとかしてたもん」

(一同笑い)

向井
「僕らはもっと幼稚なことをしてましたよ。
プールで遊んでました」

六角
「僕の時は、プールとか無かったんだよなあ。
かくれんぼとか、しりとりだったもんなあ。
ロケは楽しかったですか?」

向井、松坂
「楽しかったですねえ」

向井
「やっぱり、東南アジアって好きなんですよね」

松坂
「料理もおいしかったですね」

【六角さん、鉄道について大いに語る】

六角
「東京に戻ってからも、二人で飲みに行ったりしているの?」

向井
「しましたね。ええ、何度か」

松坂
「それこそ僕、友達が少ないんですよ。
自分で言うのもなんですけれど(笑)」

六角
「じゃ、僕がこれから友達になってあげるよ」

松坂
「本当ですか? ありがとうございます」

向井
「いろんなことを教えてくれるよ。
とりあえず電車から入ると思うけれど(笑)」

松坂
「電車好きなんでしたっけ?」

六角
「電車の話しをすると、(向井は)嫌な顔するんだよ(笑)」

向井
「分かんないですもん、電車(笑)」

松坂
「鉄道好きなんですか?」

六角
「鉄道好きです。
もし二日あったら・・・いや、一日でもいいですけれど、一日だったら近郊の鉄道に乗ります。
二日あったら、どっか遠くの鉄道へ乗りに行ってくる」

松坂
「行ってどうするんですか?」

六角
「(ドヤ顔で)鉄道に乗るんですよ」

一同笑い。

向井
「その質問、一番ダメだから(笑)」

松坂
「ダメなんですか(笑)」

六角
「目的なんかございませんよ。
鉄道に乗るのが目的なんですよ」

向井
「じゃあ、一番面白かった駅とかあります?
これは写真に、どうしても収めたくて収めちゃったという場所」

六角
「おしかど、おしかど」

向井
「誰です、それ?(笑)」

六角
「押角駅(おしかどえき)」

●押角駅 - Wikipedia(番組で放映した写真と同じものあり)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BC%E8%A7%92%E9%A7%85

押角駅(おしかどえき)は、岩手県宮古市和井内にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。 傾いた木製の単式ホーム1面1線を有する地上駅。茂市駅管理の無人駅。 駅にはベンチや待合室は存在せず、駅舎・屋根もないので悪天候を凌ぐことができない。

向井
「どこにあるんですか?」

六角
「はい。え〜とね、岩手県の方でして。
凄いね。駅なし、道なし」

向井
「駅がない。どういうことですか?」

六角
「なんていうかなあ・・・ベニヤ板みたいなのが張ってあるだけなの。板駅」

向井
「電車は止まるんですか?」

六角
「まあ、止まる」

向井
「なんで、"まあ"って、ワンクッション入ったんですか?(笑)」

六角
「誰も降りないんだよ(笑)
日に3本、のぼりとくだりで合計6本しかないから」

向井
「そこに降りちゃったら、次が来るまでに、結構時間がありますよね」

六角
「ありますよね」

向井
「写真とったりする人もいますよね。
六角さんは?」

六角
「(僕は)ごく限られたところでしか撮らないです。
全ては記憶の中に・・・かっこいいでしょ?」

(全員苦笑い)

向井
「"かっこいいでしょ"って言っちゃったら、もう・・・」

松坂
「"はい"しか言えないですね(笑)」

向井
「贅沢な時間の使い方かもしれないですね」

六角
「まあ、鉄道が趣味な人は、それが大事だと思います」

【向井さんはスタッフへの気配り上手】

六角
「向井君はプライベートは?」

向井
「僕は早めに仕事が終わったら、家で料理したり、本を読んだりしていますね」

六角
「昔働いていたし、自分で作るのが上手で、うまいんですよ」

向井
「この前もスタッフに作ってあげました」

六角
「何を?」

向井
「カレーを」

松坂
「すごいなあ」

六角
「スタッフ分というと、寸胴(ずんどう)か何かで運ばないと」

向井
「本当に数人です。メイク部とか。
僕、セクションごとに、差し入れを色々と変えたりするんで」

松坂
「え?!
カレー以外にも色々と上げたりするんで」

向井
「衣装部って、すごい人数が少なくて。
お昼休憩とか、昼休(ひるきゅう)の時間帯にも役者さんが入ってた来たりもして。
なかなか、もともと時間が取れないから、手軽に食べられるものを何個か差し入れとかして」

松坂
「僕、本当にレッドブル(Red Bull・タイ王国生まれの炭酸飲料)ぐらいですよ、差し入れ出来るもの(笑)」

向井
「十分だよ」

六角
「いや、だってさあ。これ(向井さんの事)さ・・・これさってなんでだけど(笑)」

向井
「だんだん扱いが悪くなってくる(笑)」

六角
「番組最終日の打ち上げにね、(向井さんは)みんなに花を一輪ずつ渡したの」

松坂
「えっ!」

向井
「クランクアップの時・・・。
主演ドラマを一緒にやっていたとき、自分だけ花をもらうのが嫌だったんですよ。
(松坂さんに向かって)"お疲れ様でした"ってもらうじゃん。作品、終わると。
なんかそれが、自分だけもらうっていう行為がすごい嫌で。
スタッフはもらってないから、だから当日、人数分買って・・・」

松坂
「スタッフ全員の人数分ということですか?」

向井
「50か60ぐらい」

松坂
「わっ、すっごいわ」

六角
「俺、あれを見て、"あいついいなあ。真似しよう"と思って。
まだ、その機会は訪れてないけれど、あれだと思ったんだ、あん時」

松坂
「いやあ、かっこいいですね」

【モテモテ六角さんの恋愛観】


向井
「もてるからなあ、六角さんは」

六角
「もてないって。
君らからそんなことを言われたら、世の中の地軸が狂うじゃないか」

(スタッフの笑い)

松坂
「いやいや、だって・・・」

向井
「そんなに、(何回も)結婚できないですよ」

六角
「二人はどんなタイプが好きなの? どんな恋愛した?」

(六角さん、向井さんが互いを見て笑う)

向井
「あんま興味ないでしょ。(僕のは)どんな恋愛か(笑)」

六角
「(遠くを見て)そうだなあ・・・(笑)」

向井
「でも、僕は六角さんの恋愛観に興味がありますよ。
これだけ色んな経験をしてきていらっしゃる人、そうそういないと思いますから」

(六角さんは過去、三度の離婚経験があります)

向井
「そんなに結婚できないですよ」

松坂
「どうやってそんな・・その・・・結婚まで持ち込めるんですか・・・持ち込めるっていうか・・・(笑)」

向井
「なし崩し的なイメージがある」

六角
「なし崩しにもならないんだよ。
女性は、結婚してほしいと思う人が、結構いるんですよね。
男性は、まだまだ自分の事は分からないと思うから、したくないというか・・・まだまだ遠いなあと思っている。
俺もそう思ったんですけれど、途中から女性から"結婚してほしい"って言われた時期がいくつかあったんですよ。
それで、じゃあ結婚しようって」

向井
「でも、女性がそういう気になる対象として見られているというのは、凄いことですよね」

六角
「うーん。自分から言うのもなんだけれど、"頼りない"からじゃないかなあ」

向井
「ああ。"構ってあげたい"みたいな事ですか?」

松坂
「母性本能が、凄く出るんですかね」

六角
「世の中には"ダメな人が好きな人"っているんですよ」

向井
「おお」

松坂
「じゃあやっぱ、こう・・・向こうからなんですね」

六角
「(しばし沈黙)・・・いや。でも好きだというサインは出していますけれどね。言わないだけでね。
あとはまあ、"君の話しは全部聞くよ"と。
"私はあなたの味方だよ"と(くわっと目を見開く)」

松坂
「なんかちょっと怖い(笑)」

向井
「なんか怖いな(笑)」

松坂
「言い方なのかなあ」

向井
「言い方の問題じゃない?」

六角
「実際には、そんな言い方はしませんけれど・・・」

向井
「・・・雰囲気を出す」

六角
「そう、雰囲気を。
今なんか、二人に思いっきり引かれて、凄く寂しくなったなあ」

向井
「久しぶりにすーって、(引く)気持ちになりました(笑)」

六角
「二人は、どんなタイプが好きなの?」

今日はここまで。
後半は、次の連休にアップしますね。
(明日は別の話題)

●次回の記事: 「ボクらの時代」〜向井理(むかい おさむ)さん、松坂桃李(まつざか とおり)さん、六角精児(ろっかく せいじ)さんの三人によるトーク【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002455.html

【関連記事】

●向井 理(むかい おさむ)さん in 笑っていいとも!【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002399.html

●向井 理(むかい おさむ)さん in 笑っていいとも!【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002400.html

●向井 理(むかい おさむ)さん in 笑っていいとも!【3】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002404.html

●「徹子の部屋」にドラマ「相棒」の警視庁刑事部捜査一課(トリオ・ザ・捜一、三浦 信輔・伊丹 憲一・芹沢 慶二)の三人と鑑識課の米沢 守が登場(大谷亮介さん、川原和久さん、山中崇史さん、六角精児さん)【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002253.html

●「徹子の部屋」にドラマ「相棒」の警視庁刑事部捜査一課(トリオ・ザ・捜一、三浦 信輔・伊丹 憲一・芹沢 慶二)の三人と鑑識課の米沢 守が登場(大谷亮介さん、川原和久さん、山中崇史さん、六角精児さん)【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002254.html

Posted by kanzaki at 2011年09月19日 19:44