2005年04月03日

大泉 洋さん in 笑っていいとも【1】

当サイトの管理人・神崎は、兄弟揃って、大泉 洋さんのファンであります。
まさかここまで全国的な人気者になるとは!
メジャータレントの証と云えば、「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出演する事ではないかと思います。
先日、大泉 洋さんが出演されていたので、その模様をレビューしたいと思います。

ちなみに以前、「うたばん」に登場した時も同様にレビューを書いております(つくづくアホだよなあ・・・よく書いたもんだ)。

記事一覧:
大泉 洋 VS うたばん【1】May 11, 2004
http://kanzaki.sub.jp/archives/000265.html

大泉 洋 VS うたばん【2】May 12, 2004
http://kanzaki.sub.jp/archives/000266.html

大泉 洋 VS うたばん【3】May 13, 2004
http://kanzaki.sub.jp/archives/000267.html

大泉 洋 VS うたばん【4】May 14, 2004
http://kanzaki.sub.jp/archives/000268.html

大泉 洋 VS うたばん【5】May 15, 2004
http://kanzaki.sub.jp/archives/000269.html

大泉 洋 VS うたばん【6】May 16, 2004
http://kanzaki.sub.jp/archives/000270.html

大泉さん、観客の大歓声の中、スタジオに登場。
青いジーンズ、紫色のシャツ、ジャケットは白。
ポスターを持って非常に照れくさそうに、客席へ「あーどうも、どうも。ありがとうございます」と云っています。
ここで大泉さんのプロフィールを・・・

大泉 洋
1973年4月3日生まれ。
北海道出身。
深夜帯の放送にも関わらず、最高視聴率18.6%を記録した北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」のメイン出演者として大ブレーク!!
最近では、ドラマ「救命病棟24時」で男性看護士役を好演し、人気も全国区へ。

ちなみに、大泉さんの所属するCREATIVE OFFICE CUEの公式サイトは下記。
CREATIVE OFFICE CUE [オフィシャルサイト]
http://www.office-cue.com/top.php

以下、二人の会話。

タモリ「ポスター・・・」

大泉「あー、ポスターを持ってきました」

タモリ「何これ」

大泉「今度、TEAM-NACSと云う劇団の、私がやっている劇団が全国公演をやることになりまして。(タイトルは)COMPOSER・・・」

タモリ「へー」

観客、大拍手。

タモリ「何箇所ぐらいやんの?」

大泉「11都市ですね。最後、九州まで」

タモリ「凄いね」

大泉「行きますね。わーっと」

タモリ「芝居で全部回るの大変だよね」

大泉「そうですね。やった事ないので分かりませんが。やりますんで」

タモリ「ありがとうございました」

そう云って、そそくさにポスターを丸める。
客席の笑い。

大泉「(笑)もうちょっとなんか・・・ありがとうございましたって・・・何かないすかねえ」

タモリ「ああ、そう(笑) そっちは?」

大泉「こっちはですね、こっちはあれですよ・・・」

客席からどよめき。
ドラマ「救命病棟24時」のスペシャル版のポスター。
沢山の医者と看護士が立っている姿のポスターです。

大泉「出ているんですよ、僕。"救命病棟24時アナザーストーリー"今夜9時から2時間のスペシャル・・・」

タモリさん、思いっきり端の方に映っているエキストラを指差す。

タモリ「これ?」

会場爆笑。

大泉「いやいや違う。エキストラの方。どー見てもエキストラの方だ! (中央に映っている自分を指差し)ここにいる・・・」

タモリさん、反対側のエキストラを指差す。

大泉「違う、違う(笑) (中央に映っている自分を指差し)ここですよ、ここ。僕、洋ちゃんがいるでしょ? これ僕ですよ。どー見ても。見てくださいよ、(ここには)江口洋介先生ですよ」

タモリ「洋ちゃん、洋ちゃん」

大泉「出て・・・これ(自分の写真を指差し)アイコラじゃないかと呼ばれているんですが。ちゃんと出てる」

タモリ「ちょっと一人だけ違うよね」

大泉「ちゃんと出ているんですって(笑) 今日、あのう、アナザーストーリーと云いまして、まあ今回のシリーズのダイジェスト版・・・泣けるんですけれども。ここに新しいドラマの部分が作られまして、その部分の主役が、何と僕です!」

客席から拍手喝采。
大泉さん、お辞儀する。

大泉「これはねえ、あのー私が主役と云うと、逆に見ない人がいるんじゃないかと、プロデューサーさんから微妙な事を云われてる・・・」

タモリ「うん、云わない方がいい」

大泉「是非・・・(編集は)まだ音を付けている(最中でして)・・・」

タモリ「(大泉の写真を指差し)まっ白いYシャツ着ているね」

大泉「Yシャツじゃないっての(笑) これは”べんけいし”て云うんですね。この衣装の事を。看護士の・・・」

タモリ「弁慶橋?」

大泉「べんけい”し”! べんけいしって・・・絶対聞こえてないもの、そんな風に。べんけいしって云うそうですよ。看護士さんが着るじゃないですか」

タモリ「はー、そうなの」

大泉さんは「べんけいし」と云っていますが、本当は「ベン・ケーシー」と云いたかったのかな?
こういう白衣の一種をケーシー型と呼ぶそうです。
その由来は、1962年に製作された初の医学ドラマ「ベン・ケーシー」 だとか。
詳しいことは、ググッてみてくださいね。

大泉「最初に衣装さんに着せられて、かっこいいなあと思っていたら、パッと見たら、理容師さんですねって云われて・・・(客席の笑い)ちょっと床屋さんみたいだなあって、慌てて聴診器を下げて間に合わせたんですけどね」

タモリ「(ポスター)どっち貼る?」

大泉「えっ?」

客席の笑い。

大泉「どっちかしか貼れないんですか?」

タモリ「うん。一枚しか貼れない・・・」

大泉「いやー(笑)」

客席の女性「どっちもー」

大泉「(発言した女性に)かわいいねえ、本当に」

客席の拍手。

大泉「じゃあ、救命で。救命を上で。今夜9時だから・・・」

タモリ「今日は特別に、重ねて貼ろう」

TEAM-NACSのポスターのおかげで、全く救命のポスターの中心にいる大泉さんが見えなくなる。
客席の笑い。

大泉「いや、それだとちょっと僕の所が見えないんで・・・救命を上にしてください」

タモリ「あんまり(両方ほ貼るほどセットの)横はないんだよね」

ゴタゴタが続き・・・

大泉「タモリさん、いい。僕が貼るからいい。ちょっと誰かお願いします」

奥から、ジョンがやってきて、ポスターを受け取る。

大泉「ああ、ああた。ねっ。ああた、可愛らしい顔して・・・」

ジョン、観客笑い。

大泉「救命、上にしてね・・・」

ここから届いたお花の紹介。

タモリ「えー、来てます」

大泉「わっ! お花!」

タモリ「きゅ、救命癌・・・癌じゃない」

大泉「(笑)救命24時・・・」

タモリ「救命24時 アナザーストーリー」

大泉「看護士から見た一面をね、深く紹介しようと思っていますから。だいたい、お医者さんから・・・」

客席から「おー」とどよめき。
タモリさん、話しを遮って隣の花を見ます。

タモリ「FAN兄さん・・・」

花に垂れ幕「FAN兄さん様へ 祝御出演 株式会社ザ・ミュージックカウンシル 代表取締役 目黒育郎より」

大泉「昔、私、歌を出しまして」

タモリ「ほうほう」

大泉「オリコン7位になった”起きないあいつ”っていう・・・あのー、それの方ですね。あー、どうもありがとうございます」

北海道テレビの人気番組「おにぎりあたためますか」から生まれた大泉洋と佐藤重幸のユニット“FAN TAN”が歌ったCD。
それが「起きないあいつ」。

Amazon:
起きないあいつ (CCCD) [MAXI]
FAN TAN feat.The Uncoloured
価格: ¥1,020 (税込)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00024ZBGW/qid%3D1112528037/250-7623859-3569037

他にも花が来ています。
松嶋菜々子、江口洋介・・・有名な人の名前をタモリさんが云う度にどよめき。

大泉「菜々子ちゃんね。あー、MEGUMIちゃんもね。みんな友達だから(客席の笑い)」

タモリ「あー、北海道来ています」

大泉「あー、水曜どうでしょう(笑)」

花には「大泉 洋さんへ 祝初出演めでたい! HTB北海道テレビ放送 水曜どうでしょう より」

水曜どうでしょう official website
http://www.htb.co.jp/suidou/

ブロードバンド環境にある人は、下記の無料視聴をお試しあれ。

水曜どうでしょう - 無料番組
http://impress.tv/suidou/try.htm

水曜どうでしょう - 「水曜どうでしょう」とは?
http://impress.tv/suidou/about.htm

ちなみに、新潟のどうでしょうファンの皆さん、今週から「どうでしょうリターンズ(再放送バージョン)」は、放送曜日が変更になったので注意!
次回は、4月8日(金曜)午前0時46分から。

客席から拍手。
それにしても今回の観客、非常に大泉さんを大歓迎しすぎ。
ノリがいいですね。
大泉ファン、どうでしょうファン、藤村ディレクターファンでしょうか?

大泉「ドリカム!」

DREAMS COME TRUEからもお花が届いています。
そりゃあ、観客も大喜びだ。

大泉「いやー、ドリカム。会った事もございません、本当に(観客の笑い)同じ北海道(出身)ですから。吉田美和さん」

観客「あー」

画面を見るに他にも、あの宮崎駿監督からも届いていましたよ。
大泉さんは「ハウルの動く城(2004年)」では、かかしのカブ役の声を担当。
「千と千尋の神隠し(2001年)」では番台蛙役で声優初挑戦。
その繋がりで、高坂希太郎監督「茄子〜アンダルシアの夏(2003年)」では声優として主演も務めました。

タモリ「まだね、ロビーにも来ている・・・」

大泉「ロビーにも一杯・・・他の番組からも」

ロビーには、札幌銀行、AIR-G'FM北海道、札幌映画祭、映画「river」、札幌市カリー軒、北海道文化放送など、地元の人達からも沢山届いていました。
地元の方から見れば、親戚の子がテレビに出演したような感じなんでしょうね。
誠に喜ばしいです。

客席大拍手。

大泉「(拍手しながら、ロビーの映像をモニターで見ている)全然、紹介しきれない・・・(自分がモニターに映っているのに気づき)あっ、俺だ!」

照れ笑いして、モニターに向かってウインク。
タモリさんが席へ誘導しようとします。

大泉「あっ、お土産を・・・」

タモリ「お土産?」

尻のポケットからDVDを取り出して、タモリさんへ渡します。

Amazon:100%スープカレー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007TFA86/qid=1112529844/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-7623859-3569037

大泉「あのー私のですね。あのー、料理しますよね、タモリさん」

タモリ「うん。やるやる」

大泉「スープカレーと云うのが、北海道で非常に流行っていまして。ご存知ですか?」

タモリ「ああ、知ってる、知ってる・・・(そのDVDを触りながら嫌そうな表情で)なんか、生温かい・・・」

大泉「入れるところが無かったもので・・・」

タモリ「気持ち悪いんだよ・・・ここ(尻)から出してスープカレーってないだろう・・・(ニヤニヤ笑う。スタッフも感づいて笑う)」

大泉「(内容は)カレーのなんか・・・作り方とかですね」

タモリ「あれ。シャバシャバカレーだろ?」

大泉「そう、シャバシャバカレー・・・」

タモリ「あれ旨いよな、シャバシャバは」

シャバシャバと云うのは、水っぽいと云う比喩かな?

大泉「あっ! ご存知ですか?」

タモリ「うん。シャバシャバは旨い」

大泉「是非とも札幌で食べてもらいたい・・・」

タモリ「(一般の)ドロドロ(のカレー)って云うのは、ヨーロッパのカレーなんだよね。インドはシャバシャバなんだよ」

客席から「へー」の声。
大泉さんも静かに聞いています。

タモリ「インドでは味噌汁なんだよ。そういう感覚でカレーを食べるんで、毎日カレーを食べていても当たり前なんだよ。グチャグチャにしたのはヨーロッパなんだよ」

大泉「いやー、僕が語る事が無くなりましたねー」

観客の笑い。

大泉「さすが・・・」

タモリ「カレーは大好きなんだよ」

タモリさん、席に着く。

大泉「是非、見て、カレーを作ってくださいよ。失礼します(着席)」

スープカレーのことは、「うたばん」でも話していました。
ついでに私もちょっと、スープカレーを食べたことがあったので、それも書きました。

参照記事:大泉 洋 VS うたばん【4】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000268.html

参照記事:札幌の味 スープカレー
http://kanzaki.sub.jp/archives/000408.html

大泉さんが席に着くと拍手喝采。
タモリさん、電報を開きます。

大泉「ああ、電報だ・・・何でしょ?」

タモリさん、無言で開いて一読するが、また紙を巻いてしまう。
客席の笑い。

大泉「読んでください!(笑) 開いたら・・・通常のテレフォンと同じようにやっていただきたい」

タモリ「ご出演、おめでとうございます。TNPスタッフ一同、この日を心待ちにしておりました」

大泉「あー、これ、うちの劇団のスタッフですね。TEAM-NACSのスタッフです」

タモリ「略してTNP・・・」

大泉「そうです。TEAM-NACS PROJECTですね」

タモリ「読んでいる時、黙っててくれる?」

大泉さん、苦笑い。
小声で「よーし、よし。歓迎されていないぞ。分かっちゃいたが・・・」

タモリ「ドラマ、舞台に忙しいと思いますが、身体には十分気をつけて、今後の活躍を期待しております。TNPスタッフ一同より・・・ねっ。来てます」

タモリさん、電報を丸めます。

大泉「あー、ありがとうございます。沢山来ているみたいですね」

タモリ「沢山来ていますね。時間の関係で、割愛させていただきます」

観客の軽い笑い。
沢山の電報の入った人形が、タモリさんの前にあります。
更にその前のパネルに「タモリのジャポニカロゴス まであと 5 日」とあります。
この番組、本日オンエアしていました。
ちなみに大泉さんも出演していましたよ。
タモリさんが電報の入った人形を渡します。

大泉「ありがとうございます」

タモリ「(前日のゲスト)小栗君からのメッセージで、”昨日は大丈夫でしたか?”・・・何?」

大泉「(笑)打ち上げ・・・とかがあったんですね。ドラマの打ち上げですか?」

タモリ「救命の?」

大泉「ええ」

タモリ「ほー。(小栗旬君からのメッセージを読む)洋ちゃんの松平(健)さんのお陰で何とかなりました。って何なの?」

大泉「(苦笑い)馬鹿ですねー、あいつは本当に。これはねー、あのー、松平健さんの・・・マツケンさんっていますよね? 僕はねーあのー(腕組みをしながら)モノマネが出来るんですよ」

タモリ「マツケンさんの!?」

観客、どよめきと拍手。
大泉さん、笑っています。

大泉「それでー、それをですね、僕の知り合い経由でアイツの耳に入ったちゃったんですよ。大泉さんに会ったら、松平健さんモノマネしてもらいな?って小栗旬が聞いて、アイツは本当に馬鹿だから、こうやって書いて僕を困らせている訳ですよ」

観客の笑い。
ちなみに神崎の好きな大泉さんのモノマネは柳生 博(ハンターチャンスの人)の自然紀行番組のナレーション。
後は、土井善晴(料理番組に出演していた京都弁が特徴の料理人)のモノマネ・・・聞けば分かると思いますよ。凄いマイナーですが。

タモリ「どういう真似なの(笑)?」

大泉さんが照れ笑いしていると、またも拍手喝采。

タモリ「触りの部分でいいから」

大泉「そんなねぇ、こんなのどう考えたって負け戦ですよ、こんなものは(観客とタモリの笑い)絶対、負け戦だ」

タモリ「いやいやいや・・・」

大泉「はっきり云って、僕のは似ていますよ。云っとくけど」

タモリ「何が似ているの? 喋り方? 踊りなの?」

大泉「髪型が似ている訳ないでしょうが、そんなもの。(会場爆笑)松平さん、髪無いじゃないですか。やはり、喋り方ですよ」

タモリ「おっ、じゃあちょっと見せてよ」

大泉「やりますよ、そりゃね。じゃじゃまずは、短めの。暴れん坊将軍なんてものをやっていましたけれど、まあ、暴れん坊将軍の最後の・・・将軍様が成敗をする時の”成敗!”と云う決め文句・・・その成敗と云うのをね、やってみましょうね(小声)」

会場がシーンとしています。喉をンッンッとします。

大泉「(斜め下を見ながら)・・・・・・・・成敗」

二秒ほど会場が静まり、観客の一人が「えっ?」と云う。
大泉さん、スベッたと思ってプッと噴き出す。
その後、会場爆笑と拍手。

大泉「だから、だから云ったんだ。だから俺は、やりたくねえっつうてたんだ!」

腕を前で組んで、御なじみの逆切れだ!!(やはり大泉さんは、こうでなければ)

大泉「ただ、これは! いや君たちの、君たちのムードがそうさせただけでね。モチベーションの問題なのよ、これは!」

タモリさん、横で笑っています。

大泉「いや、もっと長い喋りならば似ているんですよ。長い文章無いですか?」

客席から「田中真紀子をやってください!」の声。

大泉「(早口で)田中真紀子・・・黙ってろ馬鹿、お前は!」

やった、いつもの口調だ(笑)
観客爆笑。
大泉さん、本気で笑っています。

タモリ「田中真紀子、似てるの?」

大泉「(大笑い)僕は似てます! ハッキリ云うけれど!(客席の笑い)似てますけれどもっ!・・・」

観客の拍手喝采。
大泉さん、腕を組んで客席を見る。

大泉「(落ち着いてタモリさんに評論家風に話す)僕はおそらく、田中さんは日本一似ていると思います。僕はね、あのー、これ、あまりにもマニアックなモノマネですよ?」

タモリ「田中真紀子のモノマネは、全然、マニアックじゃないよ」

大泉「私はね、実際にお会いしている訳です。それであのー、ちょうどあの、小泉首相の総裁選で二人して、ずーと行動を共にしていた事がありましたよね? あの時、私、北海道のニュースの番組でですね、何故か私がブワーっと色んな取材人と一緒になって、私も同行していたんです。あの中に」

客席の笑い。

タモリ「なんで?」

大泉「(笑)私は北海道のニュースで紹介したんですよ。田中真紀子さんに密着取材しますと。そしたら、誰も近づけない中・・・新幹線の中でしたから。それこそ、”特ダネ”さんとかもいましたし。誰も真紀子さんに近づけない中、うちの北海道のディレクターが割と敏腕でですね、田中真紀子さんのすぐ後ろの席を取ってたんですよ。新幹線で」

タモリ「へー」

観客一同「へー」

大泉「それで、聞けるっちゅう話しになって、ディレクターが、”(泣きまねをしながら)北海道から来たんですが、田中さんの声を撮れないとクビなんです”と云ったんです。そしたら田中真紀子さんが、”じゃあ、いいですよ”って、僕を呼んだんです。僕が座った瞬間に、旦那様が向かいに座ってらしたんですよ。田中真紀子さんの。その旦那様に注意している田中真紀子・・・と云うのを僕、出来ます」

タモリさん、興味津々(←「きょうみしんしん」と云う感じは「興味深々」ではない)。
またも客席の大拍手。

タモリ「状況の説明が長いね(笑) じゃあ、注意しているところ・・・」

大泉「新幹線の中で座っている旦那さんに・・・」

タモリさん、急に声帯模写を始めます。
電車が走っている際の車内の音?
大泉さん、それにタイミング良く入ろうと思うけれど、なかなか入れない。

大泉「ちょ、ちよっと、やめてもらっていいですか(笑) 入りにくいんで。僕のタイミングがあるんですよ」

タモリさん、頷く。

タモリ「新幹線の擬音とかやんなくていい?」

大泉「いい・・・うん、大丈夫だから・・・」

タモリ「(新幹線の風を切る音を声帯模写)プスーンッ、プスーンッ!!」

会場、大爆笑。
大泉さん、優しくさとします。

タモリ「うん。じゃあ、やんない。協力しない」

大泉「じゃあやりますよ。目の前に座っている旦那さんを注意している田中真紀子・・・・・・・(田中真紀子の声で)パパ、パパ。パパ、あの靴を磨いてくださいね、パパ、パパ」

終了。

大泉さん、とろーんとした目でタモリさんを静かに見つめます。
タモリさん、無言で笑っています。

大泉「いや、あのね。あのー、僕、もっと似てますよ。云っときますけれど」

タモリ「いや、似てないとは云ってない(笑)」

大泉「あまりにもね、今日は、アウェイ」

タモリさん、会場の笑い。

大泉「僕の番組では、いつもやっているの。洋ちゃんの事をよく知っている人は、もっと似ている事を・・・」

タモリ「アウェイって、ずっとアウェイじゃん。最近ずっと、アウェイ」

大泉「アウェイなのよ。アゥエイ・・・ちょっと凄くアウェイ」

タモリさんが笑っていると、ここでCMのジングル。
大泉さん、「マジで!?」と口を丸く開けております。

続く。

次回の記事:大泉 洋さん in 笑っていいとも【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000617.html

Posted by kanzaki at 2005年04月03日 23:17 | トラックバック (0)