2016年02月15日

マインドマップとは?〜天才のノートは、事柄を記録するものではなく、思考を広げるシンキングツール

ノートをシンキングツールに変える方法が、「マインドマップ」です。
天才たちの手法を科学的に分析して編み出された記述法です。
(レオナルド・ダ・ヴィンチ、トーマス・エジソンなど、天才のノートは人目でわかるほど特徴的。黒板の書き写し的なものは無い)


【マインドマップの書き方】


下図がマインドマップの書き方です。


mindmap2016.JPG


箇条書きと比べ、思考の幅が広がり、しかも集中してかく(書く・描く)ことができます。
脳はどんどん連想を広げていこうとする性質があります。
くねくねとブランチが枝分かれするのは、脳内のニューロンの広がりを置き換えたものです。
箇条書きは、脳の性質にそぐわないのです。


箇条書きでまとめたメモはわかりやすい。
しかし、自分の感想や印象が盛り込まれていないので、情報が脳を素通りしてしまいます。
だから記憶に残らないのです。



・マインドマップでかくと、思考の流れを立体的に追体験できます。
講義や読書で大切なのは、「相手がなにを言いたいのか」よりも「自分がなにを考えたか」です。


・マインドマップにとって、カラフルな「色彩」は重要な要素。
脳は物体を認識する前に、色が飛び込んできます。
あざやかな色彩は脳を直接刺激し、脳を活性化させます。
だから色を塗るという作業は、集中力が増したり、心を落ち着かせたりする効果があります。


・マインドマップは個人的なもので、単にかいたものを相手に見せても伝わりません。
文章を書くのが得意ならば、アイディアをそのまま文章で起こすのもいい。
書いたらそのまま、他者へ送れますから。
もし、パソコンを前に思考が停止するならば、パソコンから離れて、ノートを広げましょう。
ノートの上でマインドマップをすいすいとかくのは効率的ですし、楽しいものです。


(雑誌PRESIDENTより)


※※※


【神崎のマインドマップもどき】


多くの人が、モノ事を頭のなかで考えます。
頭の中は見えません。
だから、同じことを堂々巡りしてしまう確率が高いです。
そういう時、ノートに書いてみるといいですよ。
書いた文字を目を通して認識すると、案外、第三者的な冷静な目でとらえることができます。
堂々巡りも抑えられ、「次になにをすればよいか」が見えてきます。


私のマインドマップもどきはこんな感じです。


・A4ノートを見開きにして、A3サイズの紙の上で、自分の考えを書く。


・見開き中央に、「課題、悩み」などテーマを書くことが多い。


・あとは放射状に、文字・単語・文章を思いつくだけ書き込んでいく。
(マインドマップのような線は、重要なところ以外は面倒なので引かない)


・一番意識しているのは、「その見開き1ページの中だけで完結すること」
めくった次のページまで続くと、関連性などが繋がりにくいから。


・もし、とんでもなく大きな問題・事案を抱えることになった場合、A4ノートでは書き込みできる面積が足りない。
だからそういうときは、A1〜A2サイズの巨大な紙に書きます。
もし手元に大きな紙が無ければ、カレンダーの裏を使用します。


・ネガティブな言葉だって、どんどん書き込めばいい。
だって、その時、そう思ったのだから。
そして、その感情を認め、やがて手放せばいいのです。


※※※


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Posted by kanzaki at 2016年02月15日 21:08