2014年05月31日

「ブクブク交換」とは?〜テーマを決めてオススメの本を持参し、名刺を挟んだ本と本を交換するイベント

「ブクブク交換」とは、テーマを決めてオススメの本を持参し、名刺を挟んだ本と本を交換するイベントです。


●ブクブク交換公式サイト
http://bukubuku.net/

●「ブクブク交換」 | Facebook
https://ja-jp.facebook.com/pages/%E3%83%96%E3%82%AF%E3%83%96%E3%82%AF%E4%BA%A4%E6%8F%9B/160298844010296

●考案者:テリー植田オフィシャルサイト TerryUeda Official WebSite
http://terryueda.com/

●フィレンツェをはじめ、海外でも盛り上がっている「ブクブク交換」って?
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1359950212834.html


(イープラスPresents BS-TBS「最新型イベントX 」 第13回 人に薦めたい本をお互いに交換する"ブクブク交換"の現場に潜入!)



【ブクブク交換のルール】


ブクブク交換が生まれたのは2010年。
イベントプロデューサー・テリー植田さんが考案しました。
アイディアのヒントは、もちろん「物々交換(ぶつぶつこうかん)」。
ツイッターで呼びかけ都内で開催したところ大盛況となりました。
今では世界30都市で開催されています。


(ルール)

・主催者は、当日持ち寄る本のテーマを告知

・参加者は、テーマに合わせて選んだ本を持ち寄る(1〜3冊、新品・中古問わない)

・少人数のグループに分かれ、自己紹介がてら、持参した本の内容・感想を発表する(1人3分程度)

・グループごとに1冊を選び出し、参加者全員の前で紹介

・「交換タイム」にて、持参した本に自分の名刺を挟み、本棚テーブルへ並べておく

・並べる本には、ブクブク交換専用付箋を貼り、コーリン色鉛筆で自由にひとことコメントを書くことも可能。さながら、セレクトショップ本棚のよう。

・最後に、それぞれ気に入った本を欲しいと意思表示し、早い者勝ち(orじゃんけん)で持ち帰る



【ブクブク交換の魅力】


主催者・テリー植田さんは、「楽しみ」が無限に広がると語ります。


・人前でプレゼンする楽しみ

・人のプレゼンを聞く楽しみ

・本を交換する楽しみ

・交換した本を読む楽しみ

・名刺交換で出逢う楽しみ


単なる本の紹介にとどまらず、その本との出会いや、なぜこれを選んだのか、好きな作家や作品について、初対面同士が語らうことができます。
また、同じテーマを違う観点で選んだ本を知ることは、知的好奇心をくすぐります。
参加者の人柄を知る機会にもなるため、企業内研修、小中学校、地域交流などに活用されています。


1冊の本から始まるコミュニケーション。
とても素敵なことだと思います。


※※※


本を通じた出会いやコミュニケーションは、さまざまな形で行われています。


●大学生の読書離れを防げ!〜図書館と学生による「知的書評合戦ビブリオバトル」
http://kanzaki.sub.jp/archives/003016.html

● 「ブックトーク」とは?〜本のおいしいところだけを紹介
http://kanzaki.sub.jp/archives/003047.html

●ブックスタートとは?〜地元の図書館などが協力し、赤ちゃんと保護者が絵本を介して心ふれあう時間を持つきっかけをつくる活動
http://kanzaki.sub.jp/archives/003119.html


この中ですと「ブクブク交換」は、「ビブリオバトル」に近いですね。
(本を持って帰ることができるところは、ブックスタートに近い)


●知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
http://www.bibliobattle.jp/

公式ルール
・参加者が読んで面白いと思った本を、順番に一人五分間で本を紹介する。
・その後、参加者全員でその紹介に関するディスカッションを行う。
・全ての紹介が終了した後、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に投票を行う。


「ビブリオバトル」のようなプレゼンの後、本の交換があるのが「ブクブク交換」です。
気に入った本だからこそ、相手にその良さを伝えたくなるもの。
さりとて、気に入った本ゆえに、手元に置いておきたいというもの。
私の場合はちょっと、躊躇しますね。


本を手放すという意味では、古本のフリーマーケット、古本市にも近いかな?
ブックイベントとして「一箱古本市」というものがありますよね。
その地域に点在する店の軒先を借り、その前で一人がダンボール一箱の古本を販売するという、誰もが自由に参加できるイベントのことです。
本を売って儲けるというよりは、本好きが集うコミュニケーションの場所です。


本を読むという習慣が薄れつつある時代ですから、ブクブク交換などの活動は長く続いて欲しいものですね。


※※※


【図書館・読書 関連記事】


●ブックスタートとは?〜地元の図書館などが協力し、赤ちゃんと保護者が絵本を介して心ふれあう時間を持つきっかけをつくる活動
http://kanzaki.sub.jp/archives/003119.html

●「ブックトーク」とは?〜本のおいしいところだけを紹介
http://kanzaki.sub.jp/archives/003047.html

● 「山鬼文庫(さんきぶんこ)」〜金沢市にて、築100年の町家を改造した私設図書館がオープン
http://kanzaki.sub.jp/archives/003033.html

●大学生の読書離れを防げ!〜図書館と学生による「知的書評合戦ビブリオバトル」
http://kanzaki.sub.jp/archives/003016.html

●広島市まんが図書館〜全国で唯一の公立の漫画専門図書館
http://kanzaki.sub.jp/archives/003000.html

●まんのう町立図書館(香川県)〜図書館が端末ごと、電子書籍を貸し出しています
http://kanzaki.sub.jp/archives/002988.html

●飯能市立図書館(埼玉・はんのう)〜スマホで本を探すことのできる図書館
http://kanzaki.sub.jp/archives/002973.html

●「神田まちかど図書館」は学校図書館と区立図書館が一体化しています
http://kanzaki.sub.jp/archives/002941.html

●佐賀県武雄市の公立図書館「武雄市図書館」はTSUTAYAが運営〜1冊借りるとTポイントカードが3ポイント貯まります
http://kanzaki.sub.jp/archives/002899.html

●日比谷図書文化館では、カツ丼を食べながら読書が出来ます
http://kanzaki.sub.jp/archives/002878.html

●長野県布施町の図書館「まちとしょテラソ」〜会話や飲食がO.K。情報との出会い、人との出会いがある場所
http://kanzaki.sub.jp/archives/002869.html

●かわいそうな本展〜カッターで切り抜かれたアイドル雑誌やファッション誌、落書きのある絵本たち
http://kanzaki.sub.jp/archives/002569.html

●iPadで本を借りる図書館が本格化するかも
http://kanzaki.sub.jp/archives/002330.html

●『ブックシェアカフェ高円寺店』:ブックシェアカフェ(Book Share Cafe)とは?〜意味は、本を介して人をつなげる会員制マンガ喫茶(ネットカフェ)
http://kanzaki.sub.jp/archives/002216.html

●子の読書量は、親の読書量に比例する
http://kanzaki.sub.jp/archives/002130.html

Posted by kanzaki at 2014年05月31日 18:29