生きる上で、できれば怒りたくはありませんよね。
この「怒」のコントロールは、社会人には大切だと思います。
●前回の記事: 怒ると肌が荒れ老化する!? 怒らない体の作り方は「怒り日記」を書くこと〜世界一受けたい授業(日本テレビ)
http://kanzaki.sub.jp/archives/003188.html
「怒らない体の作り方」として、
1.怒りを爆発させたら、深呼吸しながら、顔をタッピングする
2.毎晩寝る前に「怒り日記」をつける
をご紹介しました、
今回は、神田東クリニック院長 高野知樹さんによる「怒のコントロール」の解説です。
ちなみに以前、高野知樹さんの別の解説として、人ならではの能力を3つ紹介しました。
●過去の記事: 人ならではの3つの能力〜大局観、感動力、楽しむ力
http://kanzaki.sub.jp/archives/003038.html
※
・「怒」イコール「悪い感情」ではありません。
生命維持のための動物的本能機能でもあるからです。
・沸き上がるエネルギーには意味があり、何か「困り事」があるのです。
その扱い方を心理学的には「アンガーコントロール」などと呼びます。
・ポイントは、沸き上がる「怒」に気がつき、次に何が「困り事」なのかを探ります。
・コンビニの会計の際、前の客の会計がなかなか終わらずイライラすることもあるでしょう。
そういう時も「困り事」が何か分かれば、急げないことなのだと気づきます。
次に、「怒」が破裂する前に処理をすることです。
例えば、その場を離れるなど他の方法を考えます。
・それでも残る「怒」に対しては、言葉で表現すべきか、自分の中で整理すべきかを決めます。
・言葉で表現する際、「目的」は、相手を攻めることではなく、相手に伝えることだという事を忘れてはいけません。
・表現方法に「アイ(私)メッセージ」というものがあります。
主語をユー(相手)で始めると攻め込みますが、アイで始めると相手が受け取りやすくなります。
・例:「いつまで待たせるの」→「遅くて心配した」
・日頃から、3つの「マイ」で、自分をねぎらうことも大切です。
「マイスペース」「マイペース」「マイタイム」の3つです。
※※※
「怒」は向けられると本当に怖いです。
特に、「言葉」と「態度」による怒りは嫌ですね。
肉体的な攻撃はどうってことないです。
冷静になれば、大抵はかわせますし、110番すればいいだけです。
しかし、ヒステリックな言葉や、シカトなどの態度は怖いです。
私は、なるべく反撃はしないようにしています。
元野球選手の松井秀喜さんを見習いたいからです。
松井さんだって人間です。
現役時代、バットをへし折ったり、ベンチを蹴っ飛したくなる事もあったそうです。
しかし、それを表には出しませんでした。
「腹が立ったり、不満が出てきたりするのは、仕方がありません。
思ってしまうのだから、自分にも止められない。
でも、口に出すか出さないかは、自分で決められます。
そこに一線を画した方が、自分をコントロールできるような気がします」
「悔しさは胸にしまっておきます。
そうしないと、次も失敗する可能性が高くなってしまうからです。
コントロールできない過去よりも、変えていける未来にかけます」
自分の運命を変えるため、まず心を変える。
その姿勢が素晴らしいですね。
この姿勢は、星稜高校の野球部時代、恩師・山下智茂監督から、授かった言葉が根幹にあるからです。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
※※※
【関連記事】
●松井秀喜選手が恩師・山下智茂監督から授かった言葉〜心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。
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